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	<title>むチュー刑事 &#187; その他</title>
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	<description>懲怒街物語 こりどがいものがたり</description>
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		<title>東映テレビドラマLEGACY　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第53回「シリーズ・男の決断　あざやかな逆転」</title>
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		<pubDate>Mon, 09 Mar 2026 01:53:36 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[２年半ぶりにお届けする「東映テレビドラマLEGACY」。第52回『藤子不二雄の夢カメラ』に続き、今回は『金融腐蝕列島』シリーズなどの経済小説で知られる、高杉良先生の『会社蘇生』をドラマ化した『あざやかな逆転』をご紹介します。 『あざやかな逆転』は、1988年の秋から1989年の春まで、テレビ朝日の日曜夜８時枠で編成されていた『シリーズ・男の決断』の１本として、1988年12月４日～25日まで、全４話で放送されました。 この『シリーズ・男の決断』は、１タイトルを１ヵ月かけて放送するスタイルが基本でした。第１弾は、10月放送の『ザ・ディーラー』。この作品の主演が沢田研二さんだったため年内に放送された３タイトルの主題歌は継続して「Stranger～Only Tonight～」（作詞：阿久悠、作曲：大野克夫、歌：沢田研二）が使用されました。11月放送の第２弾は、渡瀬恒彦さん主演の『企業家サラリーマン　赤い辞令・黒い疑惑』。そして第３弾が本作です。 原作『会社蘇生』は、1984年、戦後第３位の記録となる1250億円の負債を抱えて会社更生法に基づく更生手続の開始を申請し、倒産した大沢商会が、保全管理人となった三宅省三弁護士を中心とする人々の奮闘により、西武百貨店を中核としたセゾングループの一員となって再建されていった実話を基にした経済小説です。1987年にハードカバー版、1988年の秋に文庫版が発売されました。 原作版のタイトル、そしてドラマ版のタイトルからも想像がつくように、本作は、再建が不可能だと思われていた商社が奇跡の再生を果たすまでを描いています。全４話なので、本編はトータルで概ね３時間弱といったところですが、ナレーションの多用などで、かなり密度の濃い展開となっており、通して観れば、１本の大作映画を観たような満足度を味わえると思います。 老舗の総合商社、小川商会が総額1100億円という多額の負債を抱え、裁判所に会社更生法の適用を申請しました。東京地裁の千葉判事（御木本伸介）は、保全管理人として、宮野英一郎弁護士（林隆三）を指名します。 小川商会は商社という性格上、「扱う商品」の魅力はあっても、会社自体のブランド力は弱いという問題がありました。商品のメーカーとしては、「どうしても小川商会でないと」という理由もなかったのです。当然、このチャンスに、ライバル商社も動き始めます。再建を目指しても、その過程で大手メーカーが離れてしまっては、以前のような売上を確保することはできません。 再建の可能性には、多くの社員も懐疑的でした。しかし宮野弁護士は小川商会に可能性を感じ、同じ弁護士事務所の沢田弁護士（山口果林）、今西弁護士（西田健）にも協力を依頼して、保全管理人の役目を引き受けることにしました。 保全管理人には実質的に社長と同様の権限が与えられます。倒産した時点での社長だった小川（石浜朗）に代わり、今後の小川商会の方向性について、繊細かつ重大な判断を求められていく宮野弁護士たち。最も大きな懸案は、主要な取引先をつなぎ止めつつ、これだけの負債を抱えた会社を支援してくれるスポンサーを見つけることでした。なんといっても、宮野弁護士たちの双肩には、大勢の従業員や、その家族の人生がかかっているのです。 しかし、宮野たちは具体的な再建策を示すことで、ネガティブになっていた社員たちの心を動かしていきます。そして、旧経営陣の力を借りながら、スポンサー探しに奔走。一方では、ライバル商社「丸商」が、小川商会の主要な取引先を切り崩していこうと画策しています。熾烈な情報戦が展開される中で、宮野たちに勝機は訪れるのでしょうか……？ 小川商会の社員の中では、スポーツ用品を担当してきた高木（野口五郎）や、優秀な秘書だった山本圭子（片平なぎさ）らがフィーチャーされます。圭子の恋人（岡本富士太）は、なんと「丸商」に勤めており、上司の田辺（高橋悦史）の指示で、圭子から執拗に小川商会の状況を聞き出そうとするのでした。 全体にテンポが良く、第１話だけでも多くのキャラクターが登場し、視聴者側には豊富な情報が提示されるのですが、第２話以降も全く飽きさせません。内藤武敏さん、中村竹弥さん、仲谷昇さん、菅貫太郎さんといった名優たちが、それぞれ「適材適所」で姿を見せ、豪華な仕上がりとなっています。テレビ草創期の時代劇スターだった中村竹弥さんは当時70歳。1990年に惜しくも71歳で世を去っており、最晩年の出演作のひとつとして、本作は貴重な存在です。 テレビ朝日の担当プロデューサーは高橋正樹さん、監督は野田幸男さんということで、東映チャンネルで放送中の『特捜最前線』ファンにも観ていただきたい本作。昭和末期の日本社会の雰囲気も、感じていただけると思います！ 文／浮間舟人（Light Army） &#160; &#160; あざやかな逆転（全４話） 第１話・第２話 2026年３月13日（金）15：00～17：00、３月20日（金）９：00～11：00放送 第３話・第４話 2026年３月20日（金）15：00～17：00、３月27日（金）９：00～11：00放送]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>２年半ぶりにお届けする「東映テレビドラマLEGACY」。第52回『藤子不二雄の夢カメラ』に続き、今回は『金融腐蝕列島』シリーズなどの経済小説で知られる、高杉良先生の『会社蘇生』をドラマ化した『あざやかな逆転』をご紹介します。<br />
『あざやかな逆転』は、1988年の秋から1989年の春まで、テレビ朝日の日曜夜８時枠で編成されていた『シリーズ・男の決断』の１本として、1988年12月４日～25日まで、全４話で放送されました。<br />
この『シリーズ・男の決断』は、１タイトルを１ヵ月かけて放送するスタイルが基本でした。第１弾は、10月放送の『ザ・ディーラー』。この作品の主演が沢田研二さんだったため年内に放送された３タイトルの主題歌は継続して「Stranger～Only Tonight～」（作詞：阿久悠、作曲：大野克夫、歌：沢田研二）が使用されました。11月放送の第２弾は、渡瀬恒彦さん主演の『企業家サラリーマン　赤い辞令・黒い疑惑』。そして第３弾が本作です。<br />
原作『会社蘇生』は、1984年、戦後第３位の記録となる1250億円の負債を抱えて会社更生法に基づく更生手続の開始を申請し、倒産した大沢商会が、保全管理人となった三宅省三弁護士を中心とする人々の奮闘により、西武百貨店を中核としたセゾングループの一員となって再建されていった実話を基にした経済小説です。1987年にハードカバー版、1988年の秋に文庫版が発売されました。<br />
原作版のタイトル、そしてドラマ版のタイトルからも想像がつくように、本作は、再建が不可能だと思われていた商社が奇跡の再生を果たすまでを描いています。全４話なので、本編はトータルで概ね３時間弱といったところですが、ナレーションの多用などで、かなり密度の濃い展開となっており、通して観れば、１本の大作映画を観たような満足度を味わえると思います。</p>
<p>老舗の総合商社、小川商会が総額1100億円という多額の負債を抱え、裁判所に会社更生法の適用を申請しました。東京地裁の千葉判事（御木本伸介）は、保全管理人として、宮野英一郎弁護士（林隆三）を指名します。<br />
小川商会は商社という性格上、「扱う商品」の魅力はあっても、会社自体のブランド力は弱いという問題がありました。商品のメーカーとしては、「どうしても小川商会でないと」という理由もなかったのです。当然、このチャンスに、ライバル商社も動き始めます。再建を目指しても、その過程で大手メーカーが離れてしまっては、以前のような売上を確保することはできません。<br />
再建の可能性には、多くの社員も懐疑的でした。しかし宮野弁護士は小川商会に可能性を感じ、同じ弁護士事務所の沢田弁護士（山口果林）、今西弁護士（西田健）にも協力を依頼して、保全管理人の役目を引き受けることにしました。<br />
保全管理人には実質的に社長と同様の権限が与えられます。倒産した時点での社長だった小川（石浜朗）に代わり、今後の小川商会の方向性について、繊細かつ重大な判断を求められていく宮野弁護士たち。最も大きな懸案は、主要な取引先をつなぎ止めつつ、これだけの負債を抱えた会社を支援してくれるスポンサーを見つけることでした。なんといっても、宮野弁護士たちの双肩には、大勢の従業員や、その家族の人生がかかっているのです。<br />
しかし、宮野たちは具体的な再建策を示すことで、ネガティブになっていた社員たちの心を動かしていきます。そして、旧経営陣の力を借りながら、スポンサー探しに奔走。一方では、ライバル商社「丸商」が、小川商会の主要な取引先を切り崩していこうと画策しています。熾烈な情報戦が展開される中で、宮野たちに勝機は訪れるのでしょうか……？</p>
<p>小川商会の社員の中では、スポーツ用品を担当してきた高木（野口五郎）や、優秀な秘書だった山本圭子（片平なぎさ）らがフィーチャーされます。圭子の恋人（岡本富士太）は、なんと「丸商」に勤めており、上司の田辺（高橋悦史）の指示で、圭子から執拗に小川商会の状況を聞き出そうとするのでした。<br />
全体にテンポが良く、第１話だけでも多くのキャラクターが登場し、視聴者側には豊富な情報が提示されるのですが、第２話以降も全く飽きさせません。内藤武敏さん、中村竹弥さん、仲谷昇さん、菅貫太郎さんといった名優たちが、それぞれ「適材適所」で姿を見せ、豪華な仕上がりとなっています。テレビ草創期の時代劇スターだった中村竹弥さんは当時70歳。1990年に惜しくも71歳で世を去っており、最晩年の出演作のひとつとして、本作は貴重な存在です。<br />
テレビ朝日の担当プロデューサーは高橋正樹さん、監督は野田幸男さんということで、東映チャンネルで放送中の『特捜最前線』ファンにも観ていただきたい本作。昭和末期の日本社会の雰囲気も、感じていただけると思います！</p>
<p>文／浮間舟人（Light Army）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>あざやかな逆転（全４話）<br />
第１話・第２話<br />
2026年３月13日（金）15：00～17：00、３月20日（金）９：00～11：00放送<br />
第３話・第４話<br />
2026年３月20日（金）15：00～17：00、３月27日（金）９：00～11：00放送</p>
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		<title>東映テレビドラマLEGACY  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第52回「藤子不二雄の夢カメラ」</title>
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		<pubDate>Fri, 27 Feb 2026 00:54:24 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[なんと２年半ぶりとなります「東映テレビドラマLEGACY」。東映チャンネルで放送される「昭和のテレビドラマ」についての紹介コラムで、2019年から４年間にわたって連載しておりました。 第50回を迎えたところでお休みをいただき、その後は番外編として、2023年９月に『ダブル・パニック’90　ロス警察大捜査線！』をご紹介（なぜ番外編だったかというと、この作品の放送が「平成」初期だったためです）。当時の原稿を読み返すと『仮面ライダーガッチャード』の放送開始について触れていたりして、時間の流れを感じます。 今回、突然の「復活版」でご紹介させていただくのは、1988年という、実質的な「昭和最後の年」に放送された２作品です。まず第52回は『藤子不二雄の夢カメラ』。そのタイトル通り、藤子・Ｆ・不二雄先生の「異色短編集」が原作となっています。 もともと、この作品は『月曜ドラマランド』の１作として、1986年と1987年に、各３話構成のオムニバス・ドラマとして放送された経緯があります。２回とも「ひなまつり」の時期の放送でした。1986年版の主演は中山美穂さん、荻野目洋子さん、小泉今日子さん。1987年版の主演は南野陽子さん、富田靖子さん、三田寛子さんでした。まさに「80年代のトップアイドル」たちが「競演」した、いまから思えば夢のようなドラマだったのです。そして脚本も、1986年版では金子成人さん、松原敏春さん、市川森一さん。1987年版では松木ひろしさん、中島丈博さん、山元清多さん。当時の一線級のシナリオライターの方々が、腕を競っていました。個人的には、市川森一さん脚本、久世光彦さん演出による、1986年版の第３話「じゃんけんぽん」（主演：小泉今日子さん）の、衝撃のラストシーンが印象に残っています。 『月曜ドラマランド』は、1987年の秋に終了。そのため、1988年の『夢カメラ』は幻と消えたかに思われましたが、なんと、全５話の連続ドラマとして、装いも新たに制作されることになりました。前２作は、久世光彦さんが創業した「KANOX」による制作でしたが、連続ドラマ版の担当は東映。しかも、あの『スケバン刑事』シリーズのスタッフが手がけることになったのです。主演は「おニャン子クラブ」の一員としてデビューした渡辺美奈代さん。当時、歌手デビューから５曲連続でオリコン１位（86～87年）というのは新記録でした。1987年の秋に「おニャン子クラブ」は解散となりましたが、渡辺さんは歌手・俳優・タレントとしての活動を続行。連続ドラマ版の『夢カメラ』は、記念すべき初主演作となりました。 物語の舞台は、東京の下町。高校生の篠崎美奈代（渡辺美奈代）は、10年前に母（石井めぐみ）を亡くし、写真館を経営する父（蟹江敬三）と２人で暮らしていました。ある日、写真館兼自宅の中に、謎の部屋が出現。そこには、さまざまな種類のカメラが並べられていました。どのカメラにも、人間の想像を超えた能力が秘められており、美奈代はそれらのカメラで、不思議な経験をしていくことになるのでした……。 「連続ドラマ」とはいっても、オムニバス・ドラマ版のときと同様に、ストーリーとしては一話完結。ある意味では、その回に登場する「カメラ」が主役でした。第１話は「恋人カメラ」。そこから「タイムカメラ」「もしもカメラ」「恐怖カメラ」と続き、最終回「さよなら夢カメラたち」で、物語は幕を閉じます。主人公の級友を演じるのは杉浦幸さんと若林志穂さん。メインの女性キャラクターが３人登場するというのは、『スケバン刑事Ⅱ』（85年）から『スケバン刑事Ⅲ』（86年）、『少女コマンドーいづみ』（87年）の流れを汲んでいました。 第１話「恋人カメラ」では、美奈代の級友・アツコ（杉浦幸）に危機が訪れます。美奈代やアツコが憧れを抱くイケメン青年を演じたのは、保阪尚輝（現：保阪尚希）さん。杉浦さんと保阪さんは本作以前に大映テレビ『このこ誰の子？』（86年）で共演していましたが、その作品でのショッキングなシーンを再現したような描写があり、驚かされます。アツコの母親役は、『スケバン刑事Ⅱ』で麻宮サキ＝五代陽子（南野陽子）の母・道子を演じていた泉晶子さん。この第１話では、小泉今日子さんも意外な形で出演（？）しており、オムニバス・ドラマ版へのオマージュの意味もあったのかもしれません。 第２話「タイムカメラ」は、美奈代が1964年にタイムスリップして、まだ生きていたころの（父と結婚前の）母と会う話。蟹江敬三さんが、「現在の美奈代の父」「20年前の美奈代の父」「20年前の美奈代の祖父」の三役を演じ分けているのが見どころです。限定的な描写ではありますが、「1964年の東京」を映像で再現している点もポイント。2026年の24年前といえば2002年で、日韓ワールドカップが開催された年ですが、同じ24年でも、1988年から1964年のほうが「時間の距離」を感じてしまうのは筆者だけでしょうか……。 第３話「もしもカメラ」では、美奈代が突然、大金持ちになってしまいます。どことなく原作版の「ヨドバ氏」（オムニバス・ドラマ版ではイッセー尾形さんが演じていました）を思わせるような怪しい人物・マイケル伊藤を団時朗さんが好演。かつての『帰ってきたウルトラマン』（71年）の主人公・郷秀樹のような「二枚目」ではなく、東映の『ロボット８ちゃん』（81年）など、一連の不思議コメディーシリーズで見せていたような、コミカルなテイストの演技が魅力を放っています。 第４話「恐怖カメラ」は、なぜか以前に発売されていたＶＨＳでは唯一、収録されていなかったエピソード。美奈代の父が恐ろしい形相でチェーンソーを持ち……というシチュエーションが登場します。80年代後半にはすっかり「邦画界を代表する名バイプレーヤー」という地位を確立していた蟹江敬三さんですが、わずか数年前＝80年代初頭までの蟹江さんの代表作といえば『Ｇメン’75』の凶悪犯・望月源治だっただけに、多くの視聴者は（もしかしたらご本人も？）、あの「手斧を持った殺人鬼」を思い出したのではないでしょうか。 そして第５話＝最終回では、カメラたちとの切ない「別れ」が描かれます。美奈代が数奇な出会いを果たす、イケメンの「藤巻和也」を演じているのは、なんと当時、正式デビュー前だった、後の有名俳優です。誰なのかは、ぜひ映像でご確認ください。 次回＝第53回も、近日アップ予定。同じく３月に放送される「昭和テレビドラマ」をご紹介します。引き続き、お付き合いください！ 文／浮間舟人（Light Army） 藤子不二雄の夢カメラ（全５話一挙放送） 放送日時 2026年３月11 日(水)18:00-20:30 2026年３月25 日(水)12:30-15:00]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>なんと２年半ぶりとなります「東映テレビドラマLEGACY」。東映チャンネルで放送される「昭和のテレビドラマ」についての紹介コラムで、2019年から４年間にわたって連載しておりました。<br />
第50回を迎えたところでお休みをいただき、その後は番外編として、2023年９月に『ダブル・パニック’90　ロス警察大捜査線！』をご紹介（なぜ番外編だったかというと、この作品の放送が「平成」初期だったためです）。当時の原稿を読み返すと『仮面ライダーガッチャード』の放送開始について触れていたりして、時間の流れを感じます。<br />
今回、突然の「復活版」でご紹介させていただくのは、1988年という、実質的な「昭和最後の年」に放送された２作品です。まず第52回は『藤子不二雄の夢カメラ』。そのタイトル通り、藤子・Ｆ・不二雄先生の「異色短編集」が原作となっています。<br />
もともと、この作品は『月曜ドラマランド』の１作として、1986年と1987年に、各３話構成のオムニバス・ドラマとして放送された経緯があります。２回とも「ひなまつり」の時期の放送でした。1986年版の主演は中山美穂さん、荻野目洋子さん、小泉今日子さん。1987年版の主演は南野陽子さん、富田靖子さん、三田寛子さんでした。まさに「80年代のトップアイドル」たちが「競演」した、いまから思えば夢のようなドラマだったのです。そして脚本も、1986年版では金子成人さん、松原敏春さん、市川森一さん。1987年版では松木ひろしさん、中島丈博さん、山元清多さん。当時の一線級のシナリオライターの方々が、腕を競っていました。個人的には、市川森一さん脚本、久世光彦さん演出による、1986年版の第３話「じゃんけんぽん」（主演：小泉今日子さん）の、衝撃のラストシーンが印象に残っています。</p>
<p>『月曜ドラマランド』は、1987年の秋に終了。そのため、1988年の『夢カメラ』は幻と消えたかに思われましたが、なんと、全５話の連続ドラマとして、装いも新たに制作されることになりました。前２作は、久世光彦さんが創業した「KANOX」による制作でしたが、連続ドラマ版の担当は東映。しかも、あの『スケバン刑事』シリーズのスタッフが手がけることになったのです。主演は「おニャン子クラブ」の一員としてデビューした渡辺美奈代さん。当時、歌手デビューから５曲連続でオリコン１位（86～87年）というのは新記録でした。1987年の秋に「おニャン子クラブ」は解散となりましたが、渡辺さんは歌手・俳優・タレントとしての活動を続行。連続ドラマ版の『夢カメラ』は、記念すべき初主演作となりました。<br />
物語の舞台は、東京の下町。高校生の篠崎美奈代（渡辺美奈代）は、10年前に母（石井めぐみ）を亡くし、写真館を経営する父（蟹江敬三）と２人で暮らしていました。ある日、写真館兼自宅の中に、謎の部屋が出現。そこには、さまざまな種類のカメラが並べられていました。どのカメラにも、人間の想像を超えた能力が秘められており、美奈代はそれらのカメラで、不思議な経験をしていくことになるのでした……。<br />
「連続ドラマ」とはいっても、オムニバス・ドラマ版のときと同様に、ストーリーとしては一話完結。ある意味では、その回に登場する「カメラ」が主役でした。第１話は「恋人カメラ」。そこから「タイムカメラ」「もしもカメラ」「恐怖カメラ」と続き、最終回「さよなら夢カメラたち」で、物語は幕を閉じます。主人公の級友を演じるのは杉浦幸さんと若林志穂さん。メインの女性キャラクターが３人登場するというのは、『スケバン刑事Ⅱ』（85年）から『スケバン刑事Ⅲ』（86年）、『少女コマンドーいづみ』（87年）の流れを汲んでいました。<br />
第１話「恋人カメラ」では、美奈代の級友・アツコ（杉浦幸）に危機が訪れます。美奈代やアツコが憧れを抱くイケメン青年を演じたのは、保阪尚輝（現：保阪尚希）さん。杉浦さんと保阪さんは本作以前に大映テレビ『このこ誰の子？』（86年）で共演していましたが、その作品でのショッキングなシーンを再現したような描写があり、驚かされます。アツコの母親役は、『スケバン刑事Ⅱ』で麻宮サキ＝五代陽子（南野陽子）の母・道子を演じていた泉晶子さん。この第１話では、小泉今日子さんも意外な形で出演（？）しており、オムニバス・ドラマ版へのオマージュの意味もあったのかもしれません。<br />
第２話「タイムカメラ」は、美奈代が1964年にタイムスリップして、まだ生きていたころの（父と結婚前の）母と会う話。蟹江敬三さんが、「現在の美奈代の父」「20年前の美奈代の父」「20年前の美奈代の祖父」の三役を演じ分けているのが見どころです。限定的な描写ではありますが、「1964年の東京」を映像で再現している点もポイント。2026年の24年前といえば2002年で、日韓ワールドカップが開催された年ですが、同じ24年でも、1988年から1964年のほうが「時間の距離」を感じてしまうのは筆者だけでしょうか……。<br />
第３話「もしもカメラ」では、美奈代が突然、大金持ちになってしまいます。どことなく原作版の「ヨドバ氏」（オムニバス・ドラマ版ではイッセー尾形さんが演じていました）を思わせるような怪しい人物・マイケル伊藤を団時朗さんが好演。かつての『帰ってきたウルトラマン』（71年）の主人公・郷秀樹のような「二枚目」ではなく、東映の『ロボット８ちゃん』（81年）など、一連の不思議コメディーシリーズで見せていたような、コミカルなテイストの演技が魅力を放っています。<br />
第４話「恐怖カメラ」は、なぜか以前に発売されていたＶＨＳでは唯一、収録されていなかったエピソード。美奈代の父が恐ろしい形相でチェーンソーを持ち……というシチュエーションが登場します。80年代後半にはすっかり「邦画界を代表する名バイプレーヤー」という地位を確立していた蟹江敬三さんですが、わずか数年前＝80年代初頭までの蟹江さんの代表作といえば『Ｇメン’75』の凶悪犯・望月源治だっただけに、多くの視聴者は（もしかしたらご本人も？）、あの「手斧を持った殺人鬼」を思い出したのではないでしょうか。<br />
そして第５話＝最終回では、カメラたちとの切ない「別れ」が描かれます。美奈代が数奇な出会いを果たす、イケメンの「藤巻和也」を演じているのは、なんと当時、正式デビュー前だった、後の有名俳優です。誰なのかは、ぜひ映像でご確認ください。<br />
次回＝第53回も、近日アップ予定。同じく３月に放送される「昭和テレビドラマ」をご紹介します。引き続き、お付き合いください！</p>
<p>文／浮間舟人（Light Army）</p>
<p>藤子不二雄の夢カメラ（全５話一挙放送）<br />
放送日時<br />
2026年３月11 日(水)18:00-20:30<br />
2026年３月25 日(水)12:30-15:00</p>
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		<pubDate>Fri, 01 Sep 2023 04:05:08 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[その他]]></category>

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		<description><![CDATA[第50回を迎えたところでお休みしておりました「東映テレビドラマLEGACY」ですが、4カ月ぶりに、（少々リニューアルしつつ）お届けします。今後も不定期で続けていければと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。 &#160; さて今月のトピックスは、なんといっても【没後20年総力特集　映画監督　深作欣二】にて、深作監督が東映で唯一、手がけたスペシャルドラマ『ダブル・パニック’90　ロス警察大捜査線！』が放送されることでしょう。 中村雅俊さんが「ロサンゼルス市警アジア特捜隊」の捜査官・マイケル村上を演じる『ロス警察』シリーズは、これが2作目。第1作『ロス警察1989　ビバリーヒルズ殺人事件』と第3作『ロス警察’94　ウエストコースト殺人事件』は、いずれも佐藤純彌監督が手がけています。第2作では、佐藤純彌監督は脚本を担当し、「脚本：佐藤純彌／監督：深作欣二」という強力タッグが組まれました。放送は1990年10月14日。テレビ朝日「日曜洋画劇場」の特別企画という扱いでした。 企画製作協力という形で本作に関わっているのが、実際にロス市警アジア特捜隊のチーフとして活躍し、「ロス疑惑」事件で日本でも有名になったジミー佐古田さんです。そして製作は「近藤照男プロダクション」。そう、『キイハンター』（68年）や『Ｇメン’75』（75年）などのプロデューサーを務めた近藤照男さんが、東映を退社後に設立したプロダクションです。1990年代にはＴＢＳで石ノ森章太郎先生が原作の『HOTEL』をドラマ化して長期シリーズに育て上げるなど、独立後もヒットメーカーだった近藤さんにとって、深作監督や佐藤監督が「盟友」と呼べる存在。本作には他にも撮影の下村和夫さんなど、近藤さんの作品にゆかりのスタッフが数多く参加しています。その一方で、後に「平成仮面ライダーシリーズ」をヒットさせ、最新作『仮面ライダーガッチャード』（９月より放送開始！）においてもパイロット監督を務める田﨑竜太監督の名前が助監督としてクレジットされている点も東映ファンにとっては注目ポイントでしょう。 &#160; さて、本作のストーリーですが、1990年といえば、（実際には崩壊寸前でしたが）日本はバブル景気の真っ只中にありました。日本の企業もどんどん海外進出を果たしていましたが、「人種の坩堝」ロサンゼルスにおいて、「金持ち」日本人は犯罪の格好の標的となっていました。 マイケル村上の妻・ナンシー（藤真利子）はある朝、体調を崩した柿沢夫人（中田喜子）から、娘・絵利子（塙紀子）を学校まで送ってほしいと頼まれました。そこでナンシーは娘・スージーと絵利子を乗せて車を走らせましたが、3人は誘拐されてしまいます。 誘拐犯の目的は、大宝商事の支店長・柿沢（小野寺昭）を脅迫して、身代金を手に入れることでした。犯人たちは、柿沢の妻と娘を誘拐するつもりが、実際に車に乗っていたのは娘のみで、あと2人（ナンシー／スージー）については想定外でしたが、そのまま計画を続行します。誘拐犯「ビッグＤ」からの電話を受けた柿沢は、すぐにマイケルに連絡。マイケルもまた、自分の妻と娘が誘拐されたことを知るのでした。 犯人からの要求は、1時間以内に小額紙幣で50万ドルを用意しろ、というもの。柿沢は系列銀行の水木支店長（角野卓造）に頼んで、なんとか身代金を準備できましたが、柿沢とマイケルが銀行から受け渡し場所へ向かおうとしたとき、そこへ銀行強盗がやってきます。柿沢たちは人質になってしまいました。短時間のうちに、2つの事件（ダブル・パニック）に巻き込まれた、マイケルと柿沢、そしてその家族。果たして、彼らの運命は？ &#160; 序盤から緊迫感に満ちた展開が続く物語で、2時間が短く感じられることでしょう。少しマニアックな話をすれば、「誘拐事件が発生し、身代金が必要になるが、その準備の過程で銀行強盗事件も発生して、身代金を動かせなくなる」という、2つの事件の「同時進行」プロットは、『Ｇメン’75』の300回記念作品「盗まれた女たち」前後編（1981年放送）からの継承です。この回の脚本も佐藤純彌監督が手がけており、いわゆる「セルフ・リメイク」作品と言えるでしょう。もちろん、舞台が日本からロサンゼルスへと移ったことで、細かい部分は変更されています。「盗まれた女たち」をご覧になったことがある方も、この別パターンを楽しんでいただけるのではないでしょうか。放送を、どうぞお楽しみに！ &#160; 文／浮間舟人（Light Army） &#160; ダブル・パニック’90　ロス警察大捜査線！ 放送日時 2023年9月2日(土)15:30～18:00 2023年9月14日(木)20:00～22:30 2023年9月25日(月)12:00～14:30]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>第50回を迎えたところでお休みしておりました「東映テレビドラマLEGACY」ですが、4カ月ぶりに、（少々リニューアルしつつ）お届けします。今後も不定期で続けていければと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて今月のトピックスは、なんといっても【没後20年総力特集　映画監督　深作欣二】にて、深作監督が東映で唯一、手がけたスペシャルドラマ『ダブル・パニック’90　ロス警察大捜査線！』が放送されることでしょう。</p>
<p>中村雅俊さんが「ロサンゼルス市警アジア特捜隊」の捜査官・マイケル村上を演じる『ロス警察』シリーズは、これが2作目。第1作『ロス警察1989　ビバリーヒルズ殺人事件』と第3作『ロス警察’94　ウエストコースト殺人事件』は、いずれも佐藤純彌監督が手がけています。第2作では、佐藤純彌監督は脚本を担当し、「脚本：佐藤純彌／監督：深作欣二」という強力タッグが組まれました。放送は1990年10月14日。テレビ朝日「日曜洋画劇場」の特別企画という扱いでした。</p>
<p>企画製作協力という形で本作に関わっているのが、実際にロス市警アジア特捜隊のチーフとして活躍し、「ロス疑惑」事件で日本でも有名になったジミー佐古田さんです。そして製作は「近藤照男プロダクション」。そう、『キイハンター』（68年）や『Ｇメン’75』（75年）などのプロデューサーを務めた近藤照男さんが、東映を退社後に設立したプロダクションです。1990年代にはＴＢＳで石ノ森章太郎先生が原作の『HOTEL』をドラマ化して長期シリーズに育て上げるなど、独立後もヒットメーカーだった近藤さんにとって、深作監督や佐藤監督が「盟友」と呼べる存在。本作には他にも撮影の下村和夫さんなど、近藤さんの作品にゆかりのスタッフが数多く参加しています。その一方で、後に「平成仮面ライダーシリーズ」をヒットさせ、最新作『仮面ライダーガッチャード』（９月より放送開始！）においてもパイロット監督を務める田﨑竜太監督の名前が助監督としてクレジットされている点も東映ファンにとっては注目ポイントでしょう。</p>
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<p>さて、本作のストーリーですが、1990年といえば、（実際には崩壊寸前でしたが）日本はバブル景気の真っ只中にありました。日本の企業もどんどん海外進出を果たしていましたが、「人種の坩堝」ロサンゼルスにおいて、「金持ち」日本人は犯罪の格好の標的となっていました。</p>
<p>マイケル村上の妻・ナンシー（藤真利子）はある朝、体調を崩した柿沢夫人（中田喜子）から、娘・絵利子（塙紀子）を学校まで送ってほしいと頼まれました。そこでナンシーは娘・スージーと絵利子を乗せて車を走らせましたが、3人は誘拐されてしまいます。</p>
<p>誘拐犯の目的は、大宝商事の支店長・柿沢（小野寺昭）を脅迫して、身代金を手に入れることでした。犯人たちは、柿沢の妻と娘を誘拐するつもりが、実際に車に乗っていたのは娘のみで、あと2人（ナンシー／スージー）については想定外でしたが、そのまま計画を続行します。誘拐犯「ビッグＤ」からの電話を受けた柿沢は、すぐにマイケルに連絡。マイケルもまた、自分の妻と娘が誘拐されたことを知るのでした。</p>
<p>犯人からの要求は、1時間以内に小額紙幣で50万ドルを用意しろ、というもの。柿沢は系列銀行の水木支店長（角野卓造）に頼んで、なんとか身代金を準備できましたが、柿沢とマイケルが銀行から受け渡し場所へ向かおうとしたとき、そこへ銀行強盗がやってきます。柿沢たちは人質になってしまいました。短時間のうちに、2つの事件（ダブル・パニック）に巻き込まれた、マイケルと柿沢、そしてその家族。果たして、彼らの運命は？</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>序盤から緊迫感に満ちた展開が続く物語で、2時間が短く感じられることでしょう。少しマニアックな話をすれば、「誘拐事件が発生し、身代金が必要になるが、その準備の過程で銀行強盗事件も発生して、身代金を動かせなくなる」という、2つの事件の「同時進行」プロットは、『Ｇメン’75』の300回記念作品「盗まれた女たち」前後編（1981年放送）からの継承です。この回の脚本も佐藤純彌監督が手がけており、いわゆる「セルフ・リメイク」作品と言えるでしょう。もちろん、舞台が日本からロサンゼルスへと移ったことで、細かい部分は変更されています。「盗まれた女たち」をご覧になったことがある方も、この別パターンを楽しんでいただけるのではないでしょうか。放送を、どうぞお楽しみに！</p>
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<p>文／浮間舟人（Light Army）</p>
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<p>ダブル・パニック’90　ロス警察大捜査線！</p>
<p>放送日時</p>
<p>2023年9月2日(土)15:30～18:00</p>
<p>2023年9月14日(木)20:00～22:30</p>
<p>2023年9月25日(月)12:00～14:30</p>
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		<title>東映テレビドラマLEGACY 第50回『夢芝居』</title>
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		<pubDate>Tue, 02 May 2023 01:17:38 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[記念すべき50回を迎えた、今月の「東映テレビドラマLEGACY」。今回は1982年の『木曜ゴールデンドラマ』より『夢芝居』をご紹介します。放送日は1982年１月28日。ちなみに現在、東映チャンネルで放送中の『太陽戦隊サンバルカン』は、本作の放送の2日後が最終回でした。 &#160; 長い間、旅役者をしていた松方紋平（芦屋雁之助）が、所属していた一座を脱退しました。原因は、座長（人見きよし）と揉めてしまったこと。芝居に未練はあるものの、紋平は一座ではずっと端役。これから、どう生きていくかのアテもないまま、辿り着いたのは息子・健（鈴木ヒロミツ）とその妻（秋野暢子）が暮らす団地でした。 しかし、どういうわけか、健は妻に、自分の父親はすでに死んだと伝えていました。そのため、突然訪ねてきた「義父を名乗る男」に、妻はびっくり。やがて誤解は解けましたが、今度は別の問題が浮上します。紋平はこのまま、息子夫婦の世話になるつもりなのか？　健は妻から「なんとかしてほしい」と頼まれ、翌朝、紋平宛てに「出て行ってほしい」というメモを残して会社へ行きました。 帰宅してみると、紋平の姿がありません。健はホッとしましたが、それも束の間でした。紋平は、出て行ったのではなかったのです。団地の屋上で、自殺しようとしていた少女・未歩（浅野温子）を思いとどまらせた紋平は、未歩の話を聞いてやり、次第に打ち解け、そのまま屋上で、２人で佇んでいたのでした。 妻から責められる健。彼はもうひとつ、悩みを抱えていました。団地の自治会で、谷村会長（小池朝雄）を補佐する立場にあった健ですが、住民が納めている自治会の会費を谷村が着服しているという疑惑が浮上。住民たちからは健にも同じく疑惑の目が向けられ、精神的に疲弊していたのです。 そんな中、谷村自治会長は、健の父の「前歴」を知って、次の「団地祭り」の目玉として紋平が主演の芝居「名月赤城山」を上演したいと言い出しました。紋平の協力をとりつけてくれれば、その礼金として30万円を出すと言われた健の妻は、健の紋平に対する複雑な思いも知らず、紋平への態度を一変させます。紋平にとっても、一度は演じてみたいと願いながら、これまで叶わなかった、念願の「国定忠治」役が転がり込んできたわけで、燻っていた「役者魂」にふたたび火がつきました。 もちろん、ひとりで芝居ができるはずもなく、「松方紋平一座」を急遽、立ち上げるべくオーディションが開催されます。一方、紋平は、未歩の絵の才能に惚れ込み、芝居の書割を描いてほしいと依頼します。こうして、「名月赤城山」上演への準備が少しずつ、進んでいきましたが……。 &#160; 公募脚本の優秀作のドラマ化。マンモス団地の住民たちの、さまざまな人間模様が描かれました。上田未歩役の浅野温子さんは当時20歳で、回想シーンではセーラー服姿も披露しています。未歩は学生時代から画家を目指しており、憧れの沢村先生（火野正平）から直接の指導を受けられるようになったことを喜びますが、その沢村から、酷い裏切りを受けてしまいます。また、奔放な母（中原早苗）との確執など、未歩をめぐる展開は濃密で、紋平と健の父子のドラマに勝るとも劣らない印象を残しました。 主演の芦屋雁之助さんといえば、当時は『裸の大将放浪記』シリーズの画家・山下清が当たり役。本作の２年後にはシングル曲「娘よ」が大ヒットし、『紅白歌合戦』にも出演を果たしました。ちなみに本作のタイトルを聞いて、多くの人が連想するのは、現在もテレビ界で活躍を続けている梅沢富美男さんのヒット曲のほうでしょう。こちらがリリースされたのは、本作の放送から10ヶ月後の（1982年）11月21日。本格的にヒットし始めたのは、1983年に入ってからのことでした。 クライマックスは、団地祭りで「名月赤城山」が上演されるシーン。そこで起こる、衝撃の出来事にご注目ください。 &#160; ＜５月の『Ｇメン’75』＞ ５月が初回放送となるエピソードは、第143話から第150話です。この期間のトピックはなんといっても、第145話から第148話にかけて、４話連続のストーリーが展開されたヨーロッパロケシリーズでしょう。豪華ゲスト陣の出演に加え、新エンディング曲「道」もこのシリーズから使用されます。ぜひご期待ください。 なお6月からは『プレイガール』の続編、『プレイガールＱ』もついにスタートします！ &#160; 文／伊東叶多（Light Army） &#160; 【違いのわかる傑作サスペンス劇場／2023年５月】 ＜放送日時＞ 『夢芝居』 5月11日（木）11：00～13：00 5月22日（月）23：30～25：30 5月27日（土）18：30～20：30 5月30日（火）13：00～15：00 &#160; 『女の中の風』（出演：浅野ゆう子、加藤治子、山岡久乃ほか） 5月1日（月）23：00～25：00 5月10日（水）11：00～12：50 5月18日（木）11：00～13：00 &#160; 『連鎖寄生眷属』（出演：丘みつ子、千石規子ほか） 5月8日（月）11：00～13：00 5月13日（土）15：00～17：00 5月25日（木）11：00～12：50]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>記念すべき50回を迎えた、今月の「東映テレビドラマLEGACY」。今回は1982年の『木曜ゴールデンドラマ』より『夢芝居』をご紹介します。放送日は1982年１月28日。ちなみに現在、東映チャンネルで放送中の『太陽戦隊サンバルカン』は、本作の放送の2日後が最終回でした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>長い間、旅役者をしていた松方紋平（芦屋雁之助）が、所属していた一座を脱退しました。原因は、座長（人見きよし）と揉めてしまったこと。芝居に未練はあるものの、紋平は一座ではずっと端役。これから、どう生きていくかのアテもないまま、辿り着いたのは息子・健（鈴木ヒロミツ）とその妻（秋野暢子）が暮らす団地でした。</p>
<p>しかし、どういうわけか、健は妻に、自分の父親はすでに死んだと伝えていました。そのため、突然訪ねてきた「義父を名乗る男」に、妻はびっくり。やがて誤解は解けましたが、今度は別の問題が浮上します。紋平はこのまま、息子夫婦の世話になるつもりなのか？　健は妻から「なんとかしてほしい」と頼まれ、翌朝、紋平宛てに「出て行ってほしい」というメモを残して会社へ行きました。</p>
<p>帰宅してみると、紋平の姿がありません。健はホッとしましたが、それも束の間でした。紋平は、出て行ったのではなかったのです。団地の屋上で、自殺しようとしていた少女・未歩（浅野温子）を思いとどまらせた紋平は、未歩の話を聞いてやり、次第に打ち解け、そのまま屋上で、２人で佇んでいたのでした。</p>
<p>妻から責められる健。彼はもうひとつ、悩みを抱えていました。団地の自治会で、谷村会長（小池朝雄）を補佐する立場にあった健ですが、住民が納めている自治会の会費を谷村が着服しているという疑惑が浮上。住民たちからは健にも同じく疑惑の目が向けられ、精神的に疲弊していたのです。</p>
<p>そんな中、谷村自治会長は、健の父の「前歴」を知って、次の「団地祭り」の目玉として紋平が主演の芝居「名月赤城山」を上演したいと言い出しました。紋平の協力をとりつけてくれれば、その礼金として30万円を出すと言われた健の妻は、健の紋平に対する複雑な思いも知らず、紋平への態度を一変させます。紋平にとっても、一度は演じてみたいと願いながら、これまで叶わなかった、念願の「国定忠治」役が転がり込んできたわけで、燻っていた「役者魂」にふたたび火がつきました。</p>
<p>もちろん、ひとりで芝居ができるはずもなく、「松方紋平一座」を急遽、立ち上げるべくオーディションが開催されます。一方、紋平は、未歩の絵の才能に惚れ込み、芝居の書割を描いてほしいと依頼します。こうして、「名月赤城山」上演への準備が少しずつ、進んでいきましたが……。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>公募脚本の優秀作のドラマ化。マンモス団地の住民たちの、さまざまな人間模様が描かれました。上田未歩役の浅野温子さんは当時20歳で、回想シーンではセーラー服姿も披露しています。未歩は学生時代から画家を目指しており、憧れの沢村先生（火野正平）から直接の指導を受けられるようになったことを喜びますが、その沢村から、酷い裏切りを受けてしまいます。また、奔放な母（中原早苗）との確執など、未歩をめぐる展開は濃密で、紋平と健の父子のドラマに勝るとも劣らない印象を残しました。</p>
<p>主演の芦屋雁之助さんといえば、当時は『裸の大将放浪記』シリーズの画家・山下清が当たり役。本作の２年後にはシングル曲「娘よ」が大ヒットし、『紅白歌合戦』にも出演を果たしました。ちなみに本作のタイトルを聞いて、多くの人が連想するのは、現在もテレビ界で活躍を続けている梅沢富美男さんのヒット曲のほうでしょう。こちらがリリースされたのは、本作の放送から10ヶ月後の（1982年）11月21日。本格的にヒットし始めたのは、1983年に入ってからのことでした。</p>
<p>クライマックスは、団地祭りで「名月赤城山」が上演されるシーン。そこで起こる、衝撃の出来事にご注目ください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>＜５月の『Ｇメン’75』＞</p>
<p>５月が初回放送となるエピソードは、第143話から第150話です。この期間のトピックはなんといっても、第145話から第148話にかけて、４話連続のストーリーが展開されたヨーロッパロケシリーズでしょう。豪華ゲスト陣の出演に加え、新エンディング曲「道」もこのシリーズから使用されます。ぜひご期待ください。</p>
<p>なお6月からは『プレイガール』の続編、『プレイガールＱ』もついにスタートします！</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>文／伊東叶多（Light Army）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>【違いのわかる傑作サスペンス劇場／2023年５月】</p>
<p>＜放送日時＞</p>
<p>『夢芝居』</p>
<p>5月11日（木）11：00～13：00</p>
<p>5月22日（月）23：30～25：30</p>
<p>5月27日（土）18：30～20：30</p>
<p>5月30日（火）13：00～15：00</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>『女の中の風』（出演：浅野ゆう子、加藤治子、山岡久乃ほか）</p>
<p>5月1日（月）23：00～25：00</p>
<p>5月10日（水）11：00～12：50</p>
<p>5月18日（木）11：00～13：00</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>『連鎖寄生眷属』（出演：丘みつ子、千石規子ほか）</p>
<p>5月8日（月）11：00～13：00</p>
<p>5月13日（土）15：00～17：00</p>
<p>5月25日（木）11：00～12：50</p>
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		<title>東映テレビドラマLEGACY 第49回　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『ハイミス探偵日記　空中サーカス殺人事件』</title>
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		<pubDate>Tue, 28 Mar 2023 00:33:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[toeich]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[その他]]></category>

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		<description><![CDATA[今月の「東映テレビドラマLEGACY」は、1983年の『土曜ワイド劇場』より『ハイミス探偵日記　空中サーカス殺人事件』をご紹介します。放送日は1983年8月20日でした。ちょうど40年前の夏ということになります。 本作の主人公は、フリーカメラマンの尾形明美。演じるのは浅茅陽子さんです。この情報だけで、「おや、どこかで聞いたような……」と思った人もいるかもしれません。そう、このコラムの第43回で紹介した『瀬戸内海殺人事件』（1983年3月19日放送）の主人公と、同一人物なのです。 さらに言えば、『瀬戸内海殺人事件』と本作は、原作者（草野唯雄先生）、脚本家（高橋稔さん）、音楽担当（三枝成章さん）、監督（松尾昭典さん）も同じ。製作も同じく大阪・朝日放送です。つまり、簡単に言ってしまえば、「尾形明美シリーズ2」なのでした。行動力のある明美が、事件に巻き込まれながらも、その真相を暴いていく物語。前作を観ていなくても楽しめますし、そもそも前作の匂いを感じさせるような描写も出てきません。安心して（？）、ご覧ください。 &#160; 周囲の友人たちが次々と結婚していく中、尾形明美は仕事で充実した日々を送っていました。とはいえ、常に「誰かに恋していたい」という気持ちも人一倍強い明美は、偶然に出会ったサーカス団員の青年・福島（伊庭剛）に興味を抱きます。編集長（梅津栄）に強引に許可を取った明美はサーカス団への密着取材を敢行。横須賀で公演を行う彼らと生活をともにしながら、サーカスの魅力を学んでいくのでした。 しかし、初日の夜から、明美は不審な事件に遭遇してしまいます。サーカスのテントの中に侵入していた何者かが、車に乗って去って行くのを目撃したのです。そして翌日の空中ブランコショーでは、ロープが途中で切れるという事故が発生しました。ロープには、刃物であらかじめ、傷がつけられていたのです。いったい、誰がこんなことを？　疑惑が広がる中で、サーカス団がさらなる問題を抱えていたことが発覚します。地元の暴力団の組長・峯岸（名和宏）が、公演の売上金を持って行ってしまいました。これでは、彼らは公演を続けることはおろか、日々の生活も満足に出来なくなるに違いありません。そんな状況にあっても団長（南利明）を中心に、メンバーはお客さんを喜ばせようとがんばっていました。 ところが、間もなく峯岸の死体が発見されました。警察は、「動機」のあるサーカス団に疑いの目を向けます。しかし峯岸の死亡推定時刻には、サーカス団は公演中でした。確実なアリバイが彼らに存在したことで、ホッと胸をなで下ろす明美でしたが……。 &#160; タイトルの「ハイミス探偵日記」は伊達ではなく、明美が取材メモを兼ねて細かく書いていた日記の中に、事件の謎を解くヒントがある……という仕掛けになっています。そのことがテロップで視聴者にも示されるというのがユニークな趣向。このあたりは、『瀬戸内海殺人事件』の原作で、謎解きの章に入る前に「読者への挑戦」という項を挟んだ草野先生のアイデアか、もしくは、それにヒントを得たスタッフ側によるオマージュと思われます。 実際、「犯人」が使ったトリックは、『瀬戸内海殺人事件』に続いて、大掛かりなもの。映像作品の利点を活かした、大胆な「犯行」の描写を、お楽しみください。 ところで、主人公の明美は「ハイミス」という設定が、アイデンティティのひとつになっています。「オールドミス」よりもイメージが（若干）良いということで定着した表現だったと思いますが、こういった表現自体、現在では死語でしょう。そのあたりは、あまり目くじらを立てることなく、あくまで「当時の感覚」ということで、ご理解いただければと思います。共演陣ですが、とりわけ注目なのが、サーカス団の人気メンバーとして、抜群のスタイルを披露しているＭＩＥ（現：未唯ｍｉｅ）さんです。当時のＭＩＥさんといえば、1981年にピンク・レディーを解散したばかり。ソロシンガー、女優としての新たな活動を始めて３年目という時期でした。本作の翌年には、ビクターからＣＢＳソニーに移籍し、第１弾としてリリースしたドラマ『不良少女とよばれて』の主題歌「ＮＥＶＥＲ」が大ヒットを記録します。また、「ピエロのカメさん」を演じている大坂志郎さんをはじめとするベテランの俳優さんたちが、ふだんはあまり観られないような劇中メイクをした姿を楽しめるのも、本作の見どころかと思いますので、チェックしてみてください。 &#160; ＜４月の『Ｇメン’75』＞ ４月が初回放送となるエピソードは、第135話から第142話です。ちょうど、1977年の末から、1978年へと入っていく時期に放送されたエピソードが並びます。この頃は『Ｇメン’75』の視聴率が最も高かった期間にあたり、各話の内容も充実しています。題材もバラエティに富んでおり、どの回にも、新鮮な驚きがあるはずです！ &#160; 文／伊東叶多（Light Army） &#160; &#160; 【違いのわかる傑作サスペンス劇場／2023年４月】 ＜放送日時＞ 『ハイミス探偵日記　空中サーカス殺人事件』 ４月６日（木）11：00～12：50 ４月22日（土）20：00～21：50 ４月29日（土）14：00～16：00 &#160; 『恋人交換殺人事件』（原作：赤川次郎／出演：池上季実子、柴俊夫、名古屋章ほか） ４月１日（土）14：00～16：00 ４月17日（月）22：00～24：00 ４月20日（木）11：00～13：00 &#160; 『妻の疑惑』（原作：笹沢左保／出演：浜木綿子、井川比佐志、川地民夫、速水亮ほか） ４月13日（木）11：00～13：00 ４月24日（月）15：00～17：00]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>今月の「東映テレビドラマLEGACY」は、1983年の『土曜ワイド劇場』より『ハイミス探偵日記　空中サーカス殺人事件』をご紹介します。放送日は1983年8月20日でした。ちょうど40年前の夏ということになります。</p>
<p>本作の主人公は、フリーカメラマンの尾形明美。演じるのは浅茅陽子さんです。この情報だけで、「おや、どこかで聞いたような……」と思った人もいるかもしれません。そう、このコラムの第43回で紹介した『瀬戸内海殺人事件』（1983年3月19日放送）の主人公と、同一人物なのです。</p>
<p>さらに言えば、『瀬戸内海殺人事件』と本作は、原作者（草野唯雄先生）、脚本家（高橋稔さん）、音楽担当（三枝成章さん）、監督（松尾昭典さん）も同じ。製作も同じく大阪・朝日放送です。つまり、簡単に言ってしまえば、「尾形明美シリーズ2」なのでした。行動力のある明美が、事件に巻き込まれながらも、その真相を暴いていく物語。前作を観ていなくても楽しめますし、そもそも前作の匂いを感じさせるような描写も出てきません。安心して（？）、ご覧ください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>周囲の友人たちが次々と結婚していく中、尾形明美は仕事で充実した日々を送っていました。とはいえ、常に「誰かに恋していたい」という気持ちも人一倍強い明美は、偶然に出会ったサーカス団員の青年・福島（伊庭剛）に興味を抱きます。編集長（梅津栄）に強引に許可を取った明美はサーカス団への密着取材を敢行。横須賀で公演を行う彼らと生活をともにしながら、サーカスの魅力を学んでいくのでした。</p>
<p>しかし、初日の夜から、明美は不審な事件に遭遇してしまいます。サーカスのテントの中に侵入していた何者かが、車に乗って去って行くのを目撃したのです。そして翌日の空中ブランコショーでは、ロープが途中で切れるという事故が発生しました。ロープには、刃物であらかじめ、傷がつけられていたのです。いったい、誰がこんなことを？　疑惑が広がる中で、サーカス団がさらなる問題を抱えていたことが発覚します。地元の暴力団の組長・峯岸（名和宏）が、公演の売上金を持って行ってしまいました。これでは、彼らは公演を続けることはおろか、日々の生活も満足に出来なくなるに違いありません。そんな状況にあっても団長（南利明）を中心に、メンバーはお客さんを喜ばせようとがんばっていました。</p>
<p>ところが、間もなく峯岸の死体が発見されました。警察は、「動機」のあるサーカス団に疑いの目を向けます。しかし峯岸の死亡推定時刻には、サーカス団は公演中でした。確実なアリバイが彼らに存在したことで、ホッと胸をなで下ろす明美でしたが……。</p>
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<p>タイトルの「ハイミス探偵日記」は伊達ではなく、明美が取材メモを兼ねて細かく書いていた日記の中に、事件の謎を解くヒントがある……という仕掛けになっています。そのことがテロップで視聴者にも示されるというのがユニークな趣向。このあたりは、『瀬戸内海殺人事件』の原作で、謎解きの章に入る前に「読者への挑戦」という項を挟んだ草野先生のアイデアか、もしくは、それにヒントを得たスタッフ側によるオマージュと思われます。</p>
<p>実際、「犯人」が使ったトリックは、『瀬戸内海殺人事件』に続いて、大掛かりなもの。映像作品の利点を活かした、大胆な「犯行」の描写を、お楽しみください。</p>
<p>ところで、主人公の明美は「ハイミス」という設定が、アイデンティティのひとつになっています。「オールドミス」よりもイメージが（若干）良いということで定着した表現だったと思いますが、こういった表現自体、現在では死語でしょう。そのあたりは、あまり目くじらを立てることなく、あくまで「当時の感覚」ということで、ご理解いただければと思います。共演陣ですが、とりわけ注目なのが、サーカス団の人気メンバーとして、抜群のスタイルを披露しているＭＩＥ（現：未唯ｍｉｅ）さんです。当時のＭＩＥさんといえば、1981年にピンク・レディーを解散したばかり。ソロシンガー、女優としての新たな活動を始めて３年目という時期でした。本作の翌年には、ビクターからＣＢＳソニーに移籍し、第１弾としてリリースしたドラマ『不良少女とよばれて』の主題歌「ＮＥＶＥＲ」が大ヒットを記録します。また、「ピエロのカメさん」を演じている大坂志郎さんをはじめとするベテランの俳優さんたちが、ふだんはあまり観られないような劇中メイクをした姿を楽しめるのも、本作の見どころかと思いますので、チェックしてみてください。</p>
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<p>＜４月の『Ｇメン’75』＞</p>
<p>４月が初回放送となるエピソードは、第135話から第142話です。ちょうど、1977年の末から、1978年へと入っていく時期に放送されたエピソードが並びます。この頃は『Ｇメン’75』の視聴率が最も高かった期間にあたり、各話の内容も充実しています。題材もバラエティに富んでおり、どの回にも、新鮮な驚きがあるはずです！</p>
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<p>文／伊東叶多（Light Army）</p>
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<p>【違いのわかる傑作サスペンス劇場／2023年４月】</p>
<p>＜放送日時＞</p>
<p>『ハイミス探偵日記　空中サーカス殺人事件』</p>
<p>４月６日（木）11：00～12：50</p>
<p>４月22日（土）20：00～21：50</p>
<p>４月29日（土）14：00～16：00</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>『恋人交換殺人事件』（原作：赤川次郎／出演：池上季実子、柴俊夫、名古屋章ほか）</p>
<p>４月１日（土）14：00～16：00</p>
<p>４月17日（月）22：00～24：00</p>
<p>４月20日（木）11：00～13：00</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>『妻の疑惑』（原作：笹沢左保／出演：浜木綿子、井川比佐志、川地民夫、速水亮ほか）</p>
<p>４月13日（木）11：00～13：00</p>
<p>４月24日（月）15：00～17：00</p>
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		<title>東映テレビドラマLEGACY                                                                                                                                                                                                                                                   　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第48回 『雨月荘殺人事件』</title>
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		<pubDate>Mon, 27 Feb 2023 01:06:16 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[今月の「東映テレビドラマLEGACY」は、1988年の『火曜サスペンス劇場』より『雨月荘殺人事件』をご紹介します。放送日は1988年10月18日でした。ちょうど35年前、昭和63年の秋にあたります。本作が放送される約1ヶ月前の9月19日に昭和天皇が吐血され、以降は日々、陛下のご容態がテレビでも放送され続けました。東映のテレビ作品でいえば、現在ちょうど東映チャンネルで放送中の『さすらい刑事旅情編』（10月12日～）や『仮面ライダーBLACK　RX』（10月23日～）が同時期に放送を開始しています。本作をご覧になる際は、そんな時代背景も想像しながら……というのも一興かと。原作は、和久峻三先生の『雨月荘殺人事件　公判調書ファイル・ミステリー』。元・裁判官という人物が講師を務める市民セミナーで、その人物が実際に担当した事件を、当時の捜査資料を基に説明していく（読者はその資料や、セミナー出席者の発言などを追っていく形となる）、という一風変わった趣向となっています。当時、海外で『マイアミ沖殺人事件』などの、いわゆる「捜査ファイル・ミステリー」という形式で人気を得ており、これに着目した出版社が弁護士としての顔も持つ和久先生に企画を打診。生まれたのが、和久先生の知識を活かした「公判調書ファイル・ミステリー」だったわけです。この試みが評価されて、和久先生は1989年に第42回「日本推理作家協会賞」を受賞されました。 そのままでは映像化しにくいと思われる本作ゆえ、ドラマ化にあたっては、探偵役として「元・警察署長で、定年退職後に推理作家デビューした」という主人公が設定されました。原作に登場していた（ドラマ版には登場しない）キャラクターのひとり、盲目の詩人・吉野の苗字と、原作者の名前を合体させた「吉野俊三」が、その主人公。「落ちる」という作品で「ミステリー文学賞」を獲り、注目を集めたものの、第2作の執筆がなかなか進まず、編集者から逃れて執筆に集中するために、かつて泊まったことのある「雨月荘」を再訪したところ、そこで事件に巻き込まれてしまうのです。それでは、あらためてストーリーを紹介していきましょう。 &#160; 湯河原（原作では長野県）にある旅館「雨月荘」は、経営不振に陥っていました。「雨月荘」を所有するのは「月ヶ瀬興業」という会社。ある日、社長の月ヶ瀬都子（朝比奈順子）をはじめ、都子の夫で副社長の紀夫（金子研三）、専務の高倉（西田健）、社長秘書の井口倫子（李星蘭）が揃って「雨月荘」へやって来ました。どうやら、「雨月荘」を存続できるかどうかの瀬戸際に陥っているようです。 そもそも都子は先代の社長に見初められて結婚したが、先代の死去に伴って社長を引き継いだ人物。経営能力に乏しいばかりか態度も傲慢で、「雨月荘」で働く人々からも嫌われていました。また、再婚相手の紀夫との仲も、すっかり冷え切っている始末。一方で、秘書の倫子とはレズ関係にありましたが、都子は倫子が最近、高倉と男女の関係になっていることにも気づいていました。自業自得ながら、都子は四面楚歌の状況にあったというわけです。融資の話も断られ、彼女は追いつめられていました。 「雨月荘」がそんな状態の真っ只中にあるとき、ひとりの客がやってきました。かつて、妻で舞台女優の美沙子（野川由美子）と「雨月荘」へ新婚旅行で来たことのある、作家の吉野俊三（小林桂樹）です。彼は新作の構想に行き詰まり、若手編集者・佐川明（香川照之）の追撃を逃れるために、自宅から「逃亡」したのです。 従業員の前田照代（左時枝）は吉野のことを覚えており、彼の再訪を大いに喜びました。ふたりの会話も弾みます。しかし吉野は照代から、4年前に「雨月荘」の納屋で悲しい事件があったことも聞かされました。吉野も新婚旅行のときに会っていた、桂木雪江（北沢美紀）という女性が自殺したのです。照代によれば、雪江の自殺は、都子に激しく苛められたことが原因でした。照代だけでなく、支配人の藤本二三夫（渡辺篤史）をはじめとする「雨月荘」の従業員たちはみんな、都子や経営陣のことを嫌っていました。 そして翌朝。雪江が自殺した納屋で、都子の死体が発見されます。現場の状況や、都子の置かれていた苦況を考えると、自殺の可能性が高いと思われましたが、それにしては、遺書がありません。吉野は、都子の首に括られていたロープの結び方が特殊なものだったことに、まず疑問を感じました。都子自身が結んだものではないとしたら、これは「殺人事件」ということになります。小田原署の辻野警部（藤木悠）は、大先輩にあたる吉野に捜査への協力を求めました。原稿の締切があるにもかかわらず、これを承諾する吉野。やがて、納屋から紀夫の指紋が発見されました。紀夫には、都子と結婚する前に犯罪歴があったのです。さらに言えば、動機もじゅうぶんにあります。しかし、紀夫と面識があった吉野には、紀夫が犯人だとは思えませんでした……。 &#160; 舞台は一貫して「雨月荘」と、その周辺のみ。とはいえ、見事な脚色と、多彩な演技陣の活躍で、観る者を飽きさせません。吉野の妻・美沙子が夫の後を追って「雨月荘」へやってきて、さらに、そのことがきっかけで吉野の行き先がバレて、編集者の佐川も駆けつけてしまう、といったサブストーリーの部分も楽しめます。注目は、1988年の春に東京大学を卒業したばかりで、まだドラマ出演の経験が数本しかなかった時期の、香川照之さんの出演です。後に、「平成」時代を代表する俳優のひとりとなっていく香川さんですが、昭和末期＝デビュー当時から独特の個性を発揮していたことを、本作で確認していただけるでしょう。また、『Ｇメン’75』の山田刑事役などで、刑事役には定評がある藤木悠さんも軽妙な味で好演。藤本役の渡辺篤史さんは当時、東映で『じゃあまん探偵団　魔隣組』にレギュラー出演中でした。 決してハデさはない本作ですが、指紋や足跡をめぐるトリックを吉野たちが解いていく流れは、異色の構成となっている原作の特徴も反映されており、「地に足の着いた」堅実な作りになっています。春の足音が聞こえてくる３月、どこか懐かしさも感じさせてくれるミステリー作品の魅力を、ぜひご堪能ください。 &#160; ＜３月の『Ｇメン’75』＞ ３月が初回放送となるエピソードは、第125話から第134話です。第126・127話は、倉田保昭さんが演じる草野刑事のアクションが冴える、香港ロケ編。また第132・133話も、Ｇメンが絶体絶命の危機に追い込まれる、前後編のサスペンス大作となっています。また、そんな中で第131話「少女餓死」のような、単発の衝撃的エピソードも……！　ますます充実していく『Ｇメン’75』に、大いにご期待ください。 &#160; 文／伊東叶多（Light Army） &#160; 【違いのわかる傑作サスペンス劇場／2023年３月】 ＜放送日時＞ 『雨月荘殺人事件』 ３月９日（木）11：00～12：50 ３月16日（土）20：00～22：00 &#160; 『断罪』（原作：和久峻三／主演：松尾嘉代） 3月16日（木）11：00～12：50 3月20日（月）22：00～24：00 &#160; 『花園の迷宮』（監督：斎藤光正／主演：斉藤由貴） 3月23日（木）11:00～13:00]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>今月の「東映テレビドラマLEGACY」は、1988年の『火曜サスペンス劇場』より『雨月荘殺人事件』をご紹介します。放送日は1988年10月18日でした。ちょうど35年前、昭和63年の秋にあたります。本作が放送される約1ヶ月前の9月19日に昭和天皇が吐血され、以降は日々、陛下のご容態がテレビでも放送され続けました。東映のテレビ作品でいえば、現在ちょうど東映チャンネルで放送中の『さすらい刑事旅情編』（10月12日～）や『仮面ライダーBLACK　RX』（10月23日～）が同時期に放送を開始しています。本作をご覧になる際は、そんな時代背景も想像しながら……というのも一興かと。原作は、和久峻三先生の『雨月荘殺人事件　公判調書ファイル・ミステリー』。元・裁判官という人物が講師を務める市民セミナーで、その人物が実際に担当した事件を、当時の捜査資料を基に説明していく（読者はその資料や、セミナー出席者の発言などを追っていく形となる）、という一風変わった趣向となっています。当時、海外で『マイアミ沖殺人事件』などの、いわゆる「捜査ファイル・ミステリー」という形式で人気を得ており、これに着目した出版社が弁護士としての顔も持つ和久先生に企画を打診。生まれたのが、和久先生の知識を活かした「公判調書ファイル・ミステリー」だったわけです。この試みが評価されて、和久先生は1989年に第42回「日本推理作家協会賞」を受賞されました。</p>
<p>そのままでは映像化しにくいと思われる本作ゆえ、ドラマ化にあたっては、探偵役として「元・警察署長で、定年退職後に推理作家デビューした」という主人公が設定されました。原作に登場していた（ドラマ版には登場しない）キャラクターのひとり、盲目の詩人・吉野の苗字と、原作者の名前を合体させた「吉野俊三」が、その主人公。「落ちる」という作品で「ミステリー文学賞」を獲り、注目を集めたものの、第2作の執筆がなかなか進まず、編集者から逃れて執筆に集中するために、かつて泊まったことのある「雨月荘」を再訪したところ、そこで事件に巻き込まれてしまうのです。それでは、あらためてストーリーを紹介していきましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>湯河原（原作では長野県）にある旅館「雨月荘」は、経営不振に陥っていました。「雨月荘」を所有するのは「月ヶ瀬興業」という会社。ある日、社長の月ヶ瀬都子（朝比奈順子）をはじめ、都子の夫で副社長の紀夫（金子研三）、専務の高倉（西田健）、社長秘書の井口倫子（李星蘭）が揃って「雨月荘」へやって来ました。どうやら、「雨月荘」を存続できるかどうかの瀬戸際に陥っているようです。</p>
<p>そもそも都子は先代の社長に見初められて結婚したが、先代の死去に伴って社長を引き継いだ人物。経営能力に乏しいばかりか態度も傲慢で、「雨月荘」で働く人々からも嫌われていました。また、再婚相手の紀夫との仲も、すっかり冷え切っている始末。一方で、秘書の倫子とはレズ関係にありましたが、都子は倫子が最近、高倉と男女の関係になっていることにも気づいていました。自業自得ながら、都子は四面楚歌の状況にあったというわけです。融資の話も断られ、彼女は追いつめられていました。</p>
<p>「雨月荘」がそんな状態の真っ只中にあるとき、ひとりの客がやってきました。かつて、妻で舞台女優の美沙子（野川由美子）と「雨月荘」へ新婚旅行で来たことのある、作家の吉野俊三（小林桂樹）です。彼は新作の構想に行き詰まり、若手編集者・佐川明（香川照之）の追撃を逃れるために、自宅から「逃亡」したのです。</p>
<p>従業員の前田照代（左時枝）は吉野のことを覚えており、彼の再訪を大いに喜びました。ふたりの会話も弾みます。しかし吉野は照代から、4年前に「雨月荘」の納屋で悲しい事件があったことも聞かされました。吉野も新婚旅行のときに会っていた、桂木雪江（北沢美紀）という女性が自殺したのです。照代によれば、雪江の自殺は、都子に激しく苛められたことが原因でした。照代だけでなく、支配人の藤本二三夫（渡辺篤史）をはじめとする「雨月荘」の従業員たちはみんな、都子や経営陣のことを嫌っていました。</p>
<p>そして翌朝。雪江が自殺した納屋で、都子の死体が発見されます。現場の状況や、都子の置かれていた苦況を考えると、自殺の可能性が高いと思われましたが、それにしては、遺書がありません。吉野は、都子の首に括られていたロープの結び方が特殊なものだったことに、まず疑問を感じました。都子自身が結んだものではないとしたら、これは「殺人事件」ということになります。小田原署の辻野警部（藤木悠）は、大先輩にあたる吉野に捜査への協力を求めました。原稿の締切があるにもかかわらず、これを承諾する吉野。やがて、納屋から紀夫の指紋が発見されました。紀夫には、都子と結婚する前に犯罪歴があったのです。さらに言えば、動機もじゅうぶんにあります。しかし、紀夫と面識があった吉野には、紀夫が犯人だとは思えませんでした……。</p>
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<p>舞台は一貫して「雨月荘」と、その周辺のみ。とはいえ、見事な脚色と、多彩な演技陣の活躍で、観る者を飽きさせません。吉野の妻・美沙子が夫の後を追って「雨月荘」へやってきて、さらに、そのことがきっかけで吉野の行き先がバレて、編集者の佐川も駆けつけてしまう、といったサブストーリーの部分も楽しめます。注目は、1988年の春に東京大学を卒業したばかりで、まだドラマ出演の経験が数本しかなかった時期の、香川照之さんの出演です。後に、「平成」時代を代表する俳優のひとりとなっていく香川さんですが、昭和末期＝デビュー当時から独特の個性を発揮していたことを、本作で確認していただけるでしょう。また、『Ｇメン’75』の山田刑事役などで、刑事役には定評がある藤木悠さんも軽妙な味で好演。藤本役の渡辺篤史さんは当時、東映で『じゃあまん探偵団　魔隣組』にレギュラー出演中でした。</p>
<p>決してハデさはない本作ですが、指紋や足跡をめぐるトリックを吉野たちが解いていく流れは、異色の構成となっている原作の特徴も反映されており、「地に足の着いた」堅実な作りになっています。春の足音が聞こえてくる３月、どこか懐かしさも感じさせてくれるミステリー作品の魅力を、ぜひご堪能ください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>＜３月の『Ｇメン’75』＞</p>
<p>３月が初回放送となるエピソードは、第125話から第134話です。第126・127話は、倉田保昭さんが演じる草野刑事のアクションが冴える、香港ロケ編。また第132・133話も、Ｇメンが絶体絶命の危機に追い込まれる、前後編のサスペンス大作となっています。また、そんな中で第131話「少女餓死」のような、単発の衝撃的エピソードも……！　ますます充実していく『Ｇメン’75』に、大いにご期待ください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>文／伊東叶多（Light Army）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>【違いのわかる傑作サスペンス劇場／2023年３月】</p>
<p>＜放送日時＞</p>
<p>『雨月荘殺人事件』</p>
<p>３月９日（木）11：00～12：50</p>
<p>３月16日（土）20：00～22：00</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>『断罪』（原作：和久峻三／主演：松尾嘉代）</p>
<p>3月16日（木）11：00～12：50</p>
<p>3月20日（月）22：00～24：00</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>『花園の迷宮』（監督：斎藤光正／主演：斉藤由貴）</p>
<p>3月23日（木）11:00～13:00</p>
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