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かめぽん

今年もあとわずか!師走といえばこれ。年の名残に忠臣蔵で熱くなろう。赤穂城断絶

師走になったら忠臣蔵を観なくては年が明けないかめぽん。できれば、吉良は憎々しく(史実ではよい領主さまだったらしいが)、こんなやつ、討ち取ってしまえ!と思える作品が大好物。本作は金子信雄さんが吉良を演じているのだが、口をとんがらせて浅野内匠頭への暴言を吐く場面など、思わず笑みが浮かんでしまう。山守組長は数々の危機から逃げおおせたが、吉良はそうはいかんのよ、なんて、いつのまにか他の役と混同していたりして(^_^;;;)
本作は、かめぽんにはぐっとくる人がもうざっくざっくご出演。内匠頭を押しとどめるのは天津敏さんだし、評定の場に並ぶのは成田三樹夫さんに松方弘樹さんで…赤穂でも、追い腹する汐路章さんや、内蔵助の腹心に遠藤辰夫さんやら加藤嘉さんやら、数分に一人、渋い役者さんが出てくる。え、某実録やくざ映画のキャスティングみたいだって?いいんです、元禄時代版の抗争劇なんですから。ともかく、本作は明確に「吉良の首を取る」という大義のもと、突っ走るのだ。その中に橋本平左衛門と妻の悲劇も織り込まれ、討ち入り時の高張提灯で最高潮。かめぽん、個人的に土屋主税邸からの提灯エピソードが大好きで、これが入っていないとちょっと不機嫌。本作は三船御大の素敵な土屋さまもおがめるという、福眼つき。幸せだわ〜

今月は忠臣蔵作品の大特集。オーソドックスな作品群からは市川右太衛門主演「赤穂浪士」と本作が。また、忠臣蔵の外伝として杉野十平次と講談でお馴染みの槍の名人・俵星玄蕃との友情を描く「血槍無双」、神崎与五郎視点で討ち入りを描く「譽れの陣太鼓」。そして、若き錦之介(当時は中村錦之助)が早野勘平を演じ、お軽の悲恋を描いた「悲恋おかる勘平」の5本立て。貫禄十分な大石の錦ちゃんと、初々しい勘平の錦ちゃん…どちらも素敵だ(ちなみに「赤穂浪士」では小山田庄左衛門役)

ああ、今月もわくわくする〜

201512

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月4日(金)19:00-22:00、15日(火)12:00-15:00

2015年12月1日 | カテゴリー: かめぽん