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かめぽん

チューもく!! 遂に映画化!佐伯本部長、楽しみにしておりました。 科捜研の女・劇場版

マリコ、大好きです。
昔、東京競馬場のプレゼンテーターでいらしていた沢口靖子さんを生で拝見したのだが、本当にお綺麗だった。
和服姿で艶やかで、周りにいた競馬好きなおじさんたち(当時かめぽんも若かったから)が一斉に感嘆の声をあげたっけ。
よい思い出です。
「科捜研の女」はSeason20を数える人気番組。遂に、映画化と相成りました(拍手)
中でも佐伯本部長、藤倉刑事部長、土門刑事の京都府警男子が大好物。
いや、別に一課長も好きだからって言うわけじゃないんですよ。
ともかく、かめぽん好みの面々。
いつもイラストを描くのですが、今回は映画化記念としてトレーディングカード風に仕上げてみました。
カードの内容とか考えていたらめちゃめちゃ楽しくなってきた。
日野所長はお腹すくと攻撃、防御ともマイナスされていくけど、風丘先生の差し入れカードが出ればパワーアップするとか。
最強カードはやっぱりマリコで(攻撃5000、防御0だな)、マリコカードがある時に科捜研メンバーのカードを引くと、メンバーの防御力がどんどん下り、その分マリコの攻撃、防御が上がるとか。
超レアカード(キラカード)は武藤要だよねとか、無限に想像の世界が広がって、楽しくなってきたー。
そして、映画版、いままでの面々もご出演されていて「科捜研の女」ファンならめちゃめちゃ盛り上がるに決まってる。
あー、わくわくする。
東映チャンネルでは映画公開を記念して「科捜研の女 -劇場版-』公開記念 科捜研の女スペシャル」を放映。
映画版の前に見ておさらいとするのもよし、映画版を見た後にあらためて科捜研の世界に浸るもよし。
殊にSeason1、2は東映チャンネル初放映なので、要チェックです。

202109

 

 

 

 

 

 

 

さて、9月の東映チャンネルは今年鬼籍に入られた田村正和さんの特集「田村正和ドラマスペシャル」を放映。

忠臣蔵マニアのかめぽんは「忠臣蔵~その男、大石内蔵助」が楽しみ。
大石内蔵助を演じる正和さまは素敵の一言。
先日亡くなられた千葉真一さんの作品は「東映アクションスターファイル」で。
本当にコロナが憎い。お元気だった方が急に逝ってしまう恐ろしさ。
本当に残念でたまりません。お元気な頃の千葉さんを堪能しましょう。
他にも「『孤狼の血 LEVEL2』公開記念 白石和彌監督特集」や「傑作時代劇スペシャル」(関の彌太ッペ、オススメです)、「ゲゲゲの鬼太郎 劇場版スペシャル」など、特撮、アニメ、サスペンス、任侠、時代劇と幅広い年齢で楽しめます。

今月もわくわくな東映チャンネルをお楽しみに。

2021年8月30日 | カテゴリー: かめぽん
その他

チューもく!! 東映テレビドラマLEGACY 第31回『空白の実験室』

今月の「東映テレビドラマLEGACY」は、1986年の『火曜サスペンス劇場』作品『空白の実験室』をご紹介します。原作は、直木賞作家の渡辺淳一先生。渡辺先生といえば、どうしても(?)『失楽園』(97年)などの恋愛小説のイメージが強いですが、もともとは整形外科医としての顔も持っており、作家としてのキャリアの初期には、医療をテーマとした社会派小説も多く手がけておられました。本作も、そんな時代に生み出された作品のひとつで、単行本化は1972年。『火サス』版から遡ること4年、1982年にはTBSにて、古谷一行さんの主演で映像化されています。このときの脚本も『火サス』版と同じく、宮川一郎さんが担当。『火サス』版では、主人公・倉本が男性から女性に設定変更されており、そのほかに、ある重要な登場人物についても、やはり性別が変更されました。

外科講師・倉本冴子役は浜木綿子さん。今回の役柄が好評だったこともあるのでしょうか、浜さんは本作の約半年後から、同じ『火サス』で『監察医・室生亜季子』シリーズに主演することになります。同シリーズは1986年から2007年まで20年以上、全37作にわたって続き、『火サス』史上ナンバー1のロングランを記録しました。

 

東央医大ではいま、恐ろしい事件が起ころうとしていました。

約半年前、第一外科の高森教授が白血病で死亡したのに続き、今度は坂上助教授が同じ白血病で倒れたのです。10万人に3人の割合でしか罹らないと言われている病気に、なぜ同じ病院、同じ外科の医者が2人も続けて罹ったのでしょうか。

これを「偶然」と見る向きもありましたが、外科講師の倉本冴子は、さすがに不審を抱きました。ところが、同じく講師の小貫正之(日下武史)が、冴子の動きに気づき、これを牽制します。この件について究明することが、東央医大にとっては大きな不利益をもたらすのではないか、と言うのです。確かに、その意見には一理ありました。しかし、高森教授と坂上助教授の死で、次の教授の最有力候補と目されているのが、まさに小貫でした。冴子には考えたくもないことでしたが、もし小貫が「犯人」だとすれば、動機はじゅうぶん、ということになります……。

冴子は小貫の牽制を無視して、独自の調査を続けることにしました。これに、内科の井石伸一(橋爪功)が協力します。いま、わかっているのは、亡くなった坂上助教授の骨がボロボロになっていたことでした。さらに、高森教授の未亡人(阿部寿美子)からも遺骨の提供を受けた冴子は、本格的に骨を分析。すると、なんと高濃度のアイソトープが検出されました。さまざまな状況を総合すると、「犯行」にはストロンチウムが使われた可能性が高いことが判明。果たして誰が、何のために、そして、どうやって、このような恐ろしい犯罪を実行したのでしょうか。

冴子には、小貫への疑念が、どうしても消えませんでした。そこで冴子は直接、小貫と話してみることにします。ところが、小貫から返ってきたのは、意外な言葉でした……。

 

というわけで、本作は病院関係者が放射性物質を使って殺人事件を起こすという、なかなか“エグい”タイプのサスペンス。意外な犯人と、その衝撃的な動機については、ここでは、匂わせる程度にも書かないほうが良いでしょう。ぜひ、映像でご確認ください。

少しだけ補足しておくと、冒頭で述べた、一部の登場人物の「性別の変更」は、本作ではうまく機能していたと思います。おそらく、原作が発表された時点では、現実の医学界を考えると、このような設定はむずかしかったのでしょうが、10数年の時を経て、それが可能になったということでしょう。TBS版を『火サス』版にするにあたって、脚本の宮川さんが思いついたのか、それとも企画サイドからの提案だったのか……興味深いところです。

その他の登場人物としては、看護師たちがメインでした。看護師長にあたる沢藤ふさ子を演じているのは市川靖子さん。兄である二代目市川猿翁の元・妻が浜木綿子さんということで、俳優の香川照之さんにとって市川さんは叔母にあたります。

また、「実験室のボス」と言われるほどの経験と知識を持つ河北幸子役は、文学座所属の実力派・寺田路恵さん。さらに、田島知子役を三浦リカさん、三枝路子役を音無真喜子さんが、それぞれ演じました。三浦さんは後の『監察医・室生亜季子』シリーズにおいても長きにわたって、看護師役で浜木綿子さんと共演していくことになります。

 

それでは、また次回へ。9月の「違いのわかる傑作サスペンス劇場」では本作のほか、当コラムの第14回で採り上げた『不安な階段』(監督:野田幸男/出演:浜木綿子、仙道敦子、乙羽信子ほか)、1980年の『土曜ワイド劇場』より『京舞妓殺人事件』(監督:牧口雄二/主演:長門裕之)、1983年の『火曜サスペンス劇場』より『青い幸福』(監督:馬場昭格/出演:新珠三千代、岡田裕介ほか)、1991年の『水曜グランドロマン』より『別れてのちの恋歌』(監督:井上昭/出演:大竹しのぶ、堤真一、田中邦衛、西田健ほか)が放送されます。これらの作品群も、ぜひご堪能ください。

 

文/伊東叶多(Light Army)

 

<放送日時>

『空白の実験室』

9月7日(火)13:00~15:00

9月14日(火)21:30~23:30

9月28日(火)11:00~13:00

 

『不安な階段』

9月15日(水)16:00~17:00

 

『京舞妓殺人事件』

9月14日(火)11:00~13:00

 

『青い幸福』

9月7日 (火)11:00~13:00

9月21日(火)13:00~15:00

 

『別れてのちの恋歌』

9月21日(火)11:00~13:00

2021年8月26日 | カテゴリー: その他