カテゴリー別アーカイブ: かめぽん

かめぽん

啖呵を切らせたら天下一品。凄みのある女で極妻をブームに 岩下志麻

仕事でご一緒した方が、岩下志麻さんの本を書かれた方で、スクリーンの中の一癖ある女性像とは違ったキュートで可愛らしい志麻さんのお話を聞き、ますます好きになっちゃった。なので、今月のかめぽんのイチ押しは「極道の妻たち」シリーズ。綺麗なお嬢様イメージだった志麻さんが、他社で鬼畜な女や哀しい女を演じた後、強い女として東映の極妻に登場。ぴしっとアップにした髪、ななめに煙草をふかし、きっと男を見て啖呵を切る。か、カッコいい〜〜〜。極妻シリーズ8本に主演された志麻さんは、本シリーズを印象に残った作品としてあげられていた。そういえば、コマーシャルでも極妻パロディを演じられていたっけ。実はかめぽんはコメディ調の志麻さんも大好きなので、あの「もう乗らへんで〜〜〜」が耳について離れません(笑)昨年も「ドクターX」でインパクトある日本看護師連合会会長を演じておられた。浮世離れした美女ぶりをまた拝見させていただきたい。

今月は志麻さん主演の「極道の妻たち 最後の戦い」「新 極道の妻たち 覚悟しいや」「新 極道の妻たち 惚れたら地獄」の3本の他に、十朱幸代さんの「極道の妻たちⅡ」、三田佳子さんの「極道の妻たち 三代目姐」を[極妻スペシャル]として放映。男の世界でも輝く、強く美しい女をご堪能あれ。

また、かめぽんの超オススメとして[名作アニメスペシャル]を。こどもの頃わくわくした「わんぱく王子の大蛇退治」をはじめ「ガリバーの宇宙旅行」「白蛇伝」「安寿と厨子王丸」の4作品を放映。いまやアニメ界の大御所といわれる方々が若き頃に参加した作品で、いま観てもその映像は褪せることがない。これが50年も前に作られたの?と、日本アニメの底力に驚嘆すること請け合い。ぜひぜひ、ご家族で!

ああ、今月もわくわくする〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(C)東映

(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。

 

2015年7月1日 | カテゴリー: かめぽん
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市川右太衛門映画出演300本記念作品、諸刃流青眼崩で悪を討つ。

オールスター総出演の華やかな「旗本退屈男」
北大路欣也さんの父上といえば、市川右太衛門さん。その右太衛門さんの代表作である「旗本退屈男」シリーズの中でも本作は記念作で、キャストが豪華。早乙女主水之介が将軍に依頼され、伊達家の不穏な動きを探るのだが、その伊達の殿様には片岡千恵蔵さん。伊達家家臣に月形龍之介さん、大河内傳次郎さん、大川橋蔵さんの顔が。大友柳太朗さん、東千代之介さんも敵役に名を連ね、主水之介の身内には中村錦之助さんの顔も。また、巨悪の三人衆に山形勲さん、新藤英太郎さん、薄田研二さんと東映の悪役スターが名を連ねる。男性ばかりでなく女性陣も東映ヒロインが勢揃い。見ていておおっと思う賑やかさだ。
それにしてもお殿様@主水之介、お供は旅姿なのに、編み笠に煌びやかな着物の着流し姿。手ぶらだし(笑)。伊達領の宿舎には江戸からたいそうな荷物が届いていたが、道中はどうしていたんだ?などと突っ込むのは野暮。いくら歩いてもお殿様の着物には泥などつかない。一種のファンタジーなのだから。劇中でいろいろとお着替えされるお殿様のお着物にも注目。何事にも動ぜず、鷹揚なお殿様のお姿に和んでしまう。
欣也さんが伊達のお殿様に仕えるお小姓役で出ているのも要チェック。

今月の時代劇は千恵蔵さんの「喧嘩奉行」「海の百万石」、異色作「逆襲獄門砦」や、錦之助さんの「反逆児」「続 獅子丸一平」、橋蔵さんの「新吾番外勝負」「恋山彦」「喧嘩笠」など放映。時代劇の東映が送る傑作をご堪能あれ。

ああ、今月もわくわくする〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月7日(日)11:30-13:30、24日(水)20:00-22:00

(C)東映

(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。

2015年6月1日 | カテゴリー: かめぽん
かめぽん

藤純子、美しい花が盛りの引退記念作品『関東緋桜一家』

いまも美しい藤純子(富司純子)さん。20代前半で演じたお竜さんのなんと素敵なこと。しっとりとした日本の女の美が、この若さであるとは。デビューから10年も経たずに引退。梨園の妻となり、息子さんは歌舞伎、娘さんは映画、TVで活躍。そしてご自身も復帰後は女優としてもう一花咲かせている。かめぽんは緋牡丹博徒シリーズが好きで、中でも熊虎親分との掛け合いが大好き。「お竜は〜ん」と頬を染める熊虎親分がキュート。今でいうスピンオフ作品(「シルクハットの大親分」など)もできちゃった人気キャラ。そんな熊虎親分を聖母のような微笑みで迎えるお竜さんが綺麗だ。

今月「日本女侠伝 侠客芸者」「緋牡丹博徒 一宿一飯」、そして珍しいコメディ映画「大阪ど根性物語 どえらい奴」を放映。お竜さんのようなカッコいい女とはひと味違う、可愛らしい藤さんも必見。また、90本目の引退記念作「関東緋桜一家」は彼女の花道を飾るべく、豪華スター陣総出演。煌びやかなラストをご堪能あれ。

ああ、今月もわくわくする〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『関東緋桜一家』5月8日(金)13:00-15:00、31日(日)18:30-20:30
『日本女侠伝 侠客芸者』5月9日(土)13:00-15:00、16日(土)21:00-23:00、31日(日)20:30-22:30
『緋牡丹博徒 一宿一飯』5月12日(火)22:00-24:00、25日(月)13:00-15:00、28日(木)11:00-13:00
『大阪ど根性物語 どえらい奴』5月9日(土)17:00-18:30、16日(土)17:30-19:00、22日(金)20:00-21:30

(C)東映

(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。

 

 

2015年5月1日 | カテゴリー: かめぽん
かめぽん

戦隊ものの原点、渋い大人なヒーローに新鮮な驚き 秘密戦隊ゴレンジャー

スーパー戦隊シリーズが放映開始から40年の記念すべき年…40年かあ、かめぽんも歳をとったなあ…(ふっ)などと思わず感傷的になる春。今回のオススメはゴレンジャーである。赤の熱血主人公、青のクールな好敵手、ピンクのヒロインなどと色分けの個性が誕生したのもここから。最近のヒロインは色もピンクではなかったり、複数だったりするが、赤=主人公の流れは不変。戦隊シリーズの始まりを本作は楽しめる。今どきのカッコいい若者とはタイプが違う、アカレンジャー@誠直也さん(かめぽんには「特捜最前線」の刑事役で馴染みがあるのだけれど)が渋い。また、アオレンジャーはキング・オブ・特撮の宮内洋さん。V3でも、ズバットでもない、ひと味違う宮内さんを楽しめる。
余談だが、かめぽんはカラオケでは友人とデュエットで「進め! ゴレンジャー」を唄うのが大好き。ミッチこと堀江美都子さんになりきって「ゴーゴゴー」(笑)

今月はそのゴレンジャーの映画版を放映。TVシリーズを再編集した「秘密戦隊ゴレンジャー・劇場版」や「秘密戦隊ゴレンジャー 青い大要塞」「秘密戦隊ゴレンジャー 真赤な猛進撃」「秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン」「秘密戦隊ゴレンジャー 火の山最期の大噴火」の5本と、ジャッカー電撃隊とのコラボ「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」を放映。こどもの頃の想い出にひたるのもよし、また、戦隊ものの始まりを新鮮な気分でみるのも楽しい。

ああ、今月もわくわくする〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

スーパー戦隊シリーズ 放送開始40周年記念特集
一挙放送! 4月26日(日)11:30-14:30
毎週放送! 毎週日曜日11:30

(C)石森プロ・東映

(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。

 

2015年4月1日 | カテゴリー: かめぽん
かめぽん

実録ものの迫力を、一気に味わおう。 仁義なき戦い

あのど迫力のテーマソングに乗って、映画が始まったところから画面に釘付け。ドキュメンタリーのような荒々しいタッチが、戦後の過渡期、呉や広島で生き抜く男たちの生き様によく似合う。
ああ、何を着ても文太さんはカッコいい。柄on柄でもなんか絵になるし、立ち姿が素敵だ。(個人的に桜木健一さん演じる若者に香典を持参する文太さんの喪服姿にくらくらきた)
画面に現れる男たちの濃いことったら(^_^;;;)ある意味、洗練とはかけ離れているが、それでこそ、作品の中で繰り広げられるいざこざがリアルに伝わってくる。
仁義なき戦いの台詞で本が出版されるほど、男たちの口から出る言葉は生々しく、生きることへの執念や、処世術が満載。広能@文太さんの不器用すぎる生き方をよしとするか、山守の「この男、(人間的に)小さいなあ」と人には思われつつ、しぶとく生き延びる方がいいとか、ある役に徹底して入れ込んで視聴するのもまた面白い。
もちろん、男ばかりではなく美しいヒロインも。広島死闘編の梶芽衣子さんが美しいぞ。

文太さん追悼として、今月はあの「仁義なき戦い」シリーズを一挙放映。余談ですが、かめぽん、DVDで全話買って持っております(^0^)。シリーズ5作品の他、「仁義なき戦い 予告篇集」も放映。予告編集、大好き。シリーズの面白さがコンパクトにまとまって、楽しめること請け合い。「網走番外地 予告篇集」も放映されるので、そちらもぜひ。

ああ、今月もわくわくする〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ。
仁義なき戦いシリーズは5本あるのだが、役者さんが作品によって違う役で出ていたりしてちょっとややこしい。
かめぽんもいつも「●●さんはこの作品じゃ何の役だっけな」と迷ってしまう。なので、一部の方だがまとめてみた。(敬称略)
A…仁義なき戦い B…広島死闘編 C…代理戦争 D…頂上作戦 E…完結編
菅原文太(広能)、金子信雄(山守)は5本全部に同じ役で出演。
田中邦衛(槇原)、山城新伍(江田)、小林旭(武田)、成田三樹夫(松永)はシリーズを通して同じ役(出演していない作品もある)
松方弘樹(A…坂井、D…藤田、E…市岡)、北大路欣也(B…山中、E…松村)、渡瀬恒彦(A…有田、C…倉元)、梅宮辰夫(A…若杉、CD…岩井)、遠藤辰雄(B…時森、CD…相原)、名和宏(A…土居、BC…村岡)
また、大友は千葉真一(B)→宍戸錠(E)に、早川は室田日出男(BC)→織本順吉(E)にシリーズの中で配役が替わっている。

(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。

 

 

2015年3月1日 | カテゴリー: かめぽん
かめぽん

パニック映画の傑作。昭和な時代のもどかしさが緊迫感を増幅。 新幹線大爆破

かめぽん、かなり好きなのです、この作品。というか、生涯ベスト10に入る1本なので、熱く語ってしまうかも…あくまでも、私見ですが(^_^;;;)
平成の時代に本作を見ると、きっとそのもどかしさに悶絶するだろうと思う。若い方には、その「うずうずする感じ」をぜひ体験していただきたい。ネットも、携帯電話もないこの時代を。
今ならきっと、乗客がネットを通して「なんか新幹線が止まらないんだけど」とか「なんかあったのかな」とか、外部の人間と簡単にコンタクトを取れるだろうが、当時はなかったのよね。犯人とも連絡は主に公衆電話だし。そのすぐに連絡を取れないことが、いろいろな出来事を引き起こしていく。メールで送れるであろう「新幹線に装着した爆弾のありか」の設計図も、紙が故にその後とんでもないことに…ああ、なんか書いているだけではらはらしてくる。

本作は国鉄マン(今のJR)、犯人、警察関係の三つどもえなんだか、それぞれの立場で、人間が描かれている。犯人よりも凶悪な人相の刑事さんとか、アクションスターの千葉真一さんがほとんどアクションのない新幹線の運転手とか、パニクる乗客の中にちらほら悪役さんたちが普通の人でいたりとか、もう、かめぽん的にはたまらないことの連続。ハラハラ、ドキドキ、その展開に目が離せない。

本作は、昨年亡くなった高倉健さん追悼特集の1本。今月も健さん初主演作の「電光空手打ち」など盛りだくさん。かめぽんが好きな「動乱」も放映。

ああ、今月もわくわくする〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。

 

2015年2月1日 | カテゴリー: かめぽん
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