カテゴリー別アーカイブ: かめぽん

かめぽん

パニック映画の傑作。昭和な時代のもどかしさが緊迫感を増幅。 新幹線大爆破

かめぽん、かなり好きなのです、この作品。というか、生涯ベスト10に入る1本なので、熱く語ってしまうかも…あくまでも、私見ですが(^_^;;;)
平成の時代に本作を見ると、きっとそのもどかしさに悶絶するだろうと思う。若い方には、その「うずうずする感じ」をぜひ体験していただきたい。ネットも、携帯電話もないこの時代を。
今ならきっと、乗客がネットを通して「なんか新幹線が止まらないんだけど」とか「なんかあったのかな」とか、外部の人間と簡単にコンタクトを取れるだろうが、当時はなかったのよね。犯人とも連絡は主に公衆電話だし。そのすぐに連絡を取れないことが、いろいろな出来事を引き起こしていく。メールで送れるであろう「新幹線に装着した爆弾のありか」の設計図も、紙が故にその後とんでもないことに…ああ、なんか書いているだけではらはらしてくる。

本作は国鉄マン(今のJR)、犯人、警察関係の三つどもえなんだか、それぞれの立場で、人間が描かれている。犯人よりも凶悪な人相の刑事さんとか、アクションスターの千葉真一さんがほとんどアクションのない新幹線の運転手とか、パニクる乗客の中にちらほら悪役さんたちが普通の人でいたりとか、もう、かめぽん的にはたまらないことの連続。ハラハラ、ドキドキ、その展開に目が離せない。

本作は、昨年亡くなった高倉健さん追悼特集の1本。今月も健さん初主演作の「電光空手打ち」など盛りだくさん。かめぽんが好きな「動乱」も放映。

ああ、今月もわくわくする〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。

 

2015年2月1日 | カテゴリー: かめぽん
かめぽん

今年もご贔屓に。健さん、文太さんの作品をたっぷりと あけましておめでとうございます。

東映チャンネル&かめぽんを本年もよろしくお願いいたします。

昨年、高倉健さんと菅原文太さんという東映のスターがお亡くなりに…日本の男の静と動を演じられたお二方を失って、本当に寂しいし、なんか昭和がどんどん遠くなってしまった気が…かめぽん的に健さんで好きな映画は「新幹線大爆破」「動乱」「日本侠客伝」、文太さんは「仁義なき戦い」シリーズ、「緋牡丹博徒 お竜参上」「木枯らし紋次郎」。文太さんの木枯らし紋次郎?と思われるかもしれないが、映画版で2本ご出演されている。かめぽんはその三度笠姿にノックアウト、あんなにカッコいい三度笠姿の人って初めて見たのだ。

今月の東映チャンネルはたっぷりと健さん、文太さんが堪能できる。健さん主演作の日本侠客伝シリーズから5本、「侠客列伝」をはじめ、若かりし頃の作品「奴の拳銃は地獄だぜ」「地獄の底までつき合うぜ」「東京アンタッチャブル」、佐々木小次郎を演じた「宮本武蔵 巌流島の決斗」を放映。文太さんは「新仁義なき戦い 組長最後の日」「安藤組外伝 人斬り舎弟」「極悪坊主 人斬り数え歌」を。また藤純子さん主演の「日本女侠伝」が5本放映されるが、うち3本が健さん、2本が文太さんとの共演。藤さんとのツーショットが楽しみ♪。

ああ、今月もわくわくする〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。

2015年1月1日 | カテゴリー: かめぽん
かめぽん

きらめきがよく似合う、大江戸のプリンス・チャーミング 大川橋蔵

かめぽんは漫画大好き少女(遠い過去だけど)で、橋蔵さんを描いているといつもキラキラと星を描きたくなる。とっても素敵なお顔で、うっとりするのだけど、外国の王子様と違って侠気も感じる。町人や、ヤクザを演じていても、そこはかとなく良家の血筋がにじみ出てしまうのは、品のいいお顔立ちのせいだろう。(はっ、もしかして、御落胤では…)という雰囲気がぷんぷん(^_^;;;)。
かめぽんは平次親分の橋蔵さんに馴染みがあったのだけど、大人になって新吾シリーズや若さま侍などを観て、すっかり橋蔵さん贔屓に。乙女心をキュンキュンさせる王子様キャラが時代劇にいらしたなんて…ちょっと、感動。

今月の東映チャンネルはさながら「大川橋蔵まつり」。「新吾十番勝負 第一部・第二部 総集版」や、あの長寿時代劇の始まり物語ともいえる映画版「銭形平次」、「若さま侍捕物手帖」から2作品、「風の武士」「橋蔵の若様やくざ」「天草四郎時貞」「幕末残酷物語」「清水港に来た男」の主演9作品に加え、忠臣蔵の名作「忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻」も放映。年末にバラエティ豊かな橋蔵さんを堪能できちゃう。

ああ、今月もわくわくする〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。

 

 

2014年12月1日 | カテゴリー: かめぽん
かめぽん

こども時代の憎めない悪役。ワルなのに、どこかチャーミング。 潮健児

かめぽんがこどもの頃、最強の悪役は天津敏さんで、なんだか親しみやすい悪役が潮健児さんだった。かめぽんにとっての潮健児さんは「河童の三平」のいたち男。「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男に通じる、仲間のようですぐに裏切る、でも憎めないキャラが大好きだった。なので、かめぽんは「悪魔くん」のメフィスト姿でも潮さんを[いたち男]と呼び、「仮面ライダー」の地獄大使の時も[いたち男…出世したな…幹部だし、ふふふ]なんて思いながら見ていた。つまり、どんなドラマや特撮を見ても、潮健児=いたち男で変換されるようになってしまっていたのだ。
萬屋錦之助さんの息子さんが大ファンで、潮さんに地獄大使での訪問を望んだように、彼のキャラは昭和のこどもに愛され続けた。仮面ライダーショーにも出られていたとか。ああ、生の潮さんを拝見しておきたかった。と言っても、かめぽんは[本物のいたち男、見ちゃった〜]と、きっといたち男から頭は離れられないだろうけれど。「河童の三平」は放映当時に視聴して以来、ほとんど見る機会がなかったのだが、こどものかめぽんにとって、いたち男のインパクトは本当に大きかったのだと思う。

今月の東映チャンネルでは、「七色仮面」のスリー・エース編3本が登場。かめぽんの生まれる前の作品なので、ぜひ拝見しなくては!メフィストや、地獄大使とはひと味違う潮さんを堪能したい。でも、きっと[あ、いたち男だ]って思っちゃうんだけど…

ああ、今月もわくわくする〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。

2014年11月1日 | カテゴリー: かめぽん
かめぽん

敵なら恐ろしいが、味方なら心強い。出てくるだけで画面が締まる 月形龍之介

憎々しい吉良上野介、威厳ある天下の副将軍水戸光圀、温かさがにじみ出る一心太助の庇護者大久保彦左衛門…何を演じても重厚で味がある。姿、声、表情と、たとえ斬られて死ぬ役でも、どこか強そうなのだ。個人的に「十三人の刺客」の牧野靭負の役が大好き。息子夫婦を惨殺された経緯を淡々と語る…その静かな語り口故、後の明石藩藩主の通行を毅然と止めた姿が余計に胸を打つ。彼の静かな怒りが、観客の胸に染み通り、その後の木曽落合宿での戦いが盛り上がっていく。何度観ても月形さんのシーンは涙が出る。

今月の東映チャンネルはさながら[月形龍之介まつり]。時代劇でたっぷりと魅力が味わえる。大川橋蔵さん主演の「江戸三国志」3部作に「草間の半次郎 霧の中の渡り鳥」、錦之助さんの「宮本武蔵 般若坂の決斗」、片岡千恵蔵さん主演「喧嘩奉行」「勢揃い関八州」。東千代之介さん主演の「隠密七生記」「無法の宿場」と9本でお目にかかれる。中でも強さを求める武蔵を戒める日観役、ううう、渋すぎる。

ああ、今月もわくわくする〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。

 

 

2014年10月1日 | カテゴリー: かめぽん
かめぽん

これぞ宮本武蔵。時代劇スター、渾身の一作 中村錦之助

子どもの頃、錦之助さんといえば「てめえら人間じゃねえ、たたき斬ってやる」な刀舟先生だった。「子連れ狼」を父は大好きだったが、かめぽんは錦之助さんの風貌があまりに怖くてみていなかった。東映時代劇スターのキラキラした錦之助さんを知ったのは、大分大人になってからである。「長崎犯科帳」の忠さまにはまり、HPに特設コーナーを作ったり、仕事の関係で錦之助さんの昔の映画を観まくったりもした。錦之助さんは動いている姿がとてもいい。ちゃきちゃきとした台詞回し、華麗な殺陣、粋な風情にぞっこんだった。

今月から東映チャンネルでは「宮本武蔵」5部作を月に1作ずつ放映。吉川英治原作を内田吐夢監督、錦之助主演で撮った本シリーズは、宮本武蔵映画の傑作のひとつ。個人的には超絶立ち回りに感嘆した「宮本武蔵 一乗寺の決斗」(12月放映)が好き。幼くとも大将として立てられた少年を手にかける武蔵。その後の殺陣も凄まじいが、少年を一刀両断した武蔵の決意も凄まじい。この機会にハードなテイストの「宮本武蔵」5部作を堪能してみては?一心太助な江戸っ子錦ちゃんとはひと味違う、苦悩する剣豪の錦ちゃんも素敵だ。

ああ、今月もわくわくする〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(画伯:かめぽんプロフィール)
主人公よりも敵役やそれを支える脇役に心惹かれる。甲羅に花を背負っている
が、中身はおっさんとの噂も…ごった煮的サイト「老後の楽しみ亭」の管理人で
、日々いろいろなものに首を突っ込んでいる(たまに引っ込める)。甲羅に引き籠
もり、じ~っとしているのも好き。

2014年09月2日(火) 11:00~
いよいよ第1作『宮本武蔵』スタート!

 

 

2014年9月1日 | カテゴリー: かめぽん
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